生理心理学実験1-06

前回授業へのコメント

 (準備中)

2要因混合計画の分散分析
 エアロバイクを用いた実験では、心拍数や運動量の他に、主観的な運動負荷(運動のきつさ)を測っています。20名の参加者が、VR映像あり群とVR映像なし群に10名ずつ分けられました。全ての参加者は、安静(5分間)→エアロバイク(5分間)→安静(5分間)のスケジュールで実験に参加しました。課題中、実験者は1分毎に運動のキツさを参加者から口頭で聞き取りました。その結果を下の「運動負荷」というエクセルファイルに登録しました。今日はこちらのデータを使って課題を行って下さい。

今回の課題も、1.データの整理とグラフ化→2.分散分析(2要因混合計画)→3.分析結果の文章化、という手順で進みます。各手順の詳細を動画にしましたので、これらを見ながらレポートを作成してください。今日の課題は、なかなか歯ごたえがあるのではないかと思います。

リアクションの回答と課題の送信
 上記の作業を実際に行い、作成されたワードファイルを「VRの有無で主観的運動負荷は変わるか」という名前で保存し、こちらから送信してください。リアクションは、出欠記録を兼ねていますので、授業が行われた日のうちに送信するようにしてください。課題を提出するだけでなく、リアクションも記入することを忘れないように!

生理心理学実験1-05

前回授業へのコメン
 課題はほぼ動画通りということで、皆さん順調に作成いただけたように思います。前回同様、フィードバックを動画でしていきたいと思います。

スピーチ中の皮膚温変化
 今日は別のデータで分析してみましょう。ストレスがかかると、交感神経活動による血管収縮が生じ、指先の皮膚温が低下する事が知られています。下記のデータでは、最初の1~6ブロックが前安静、7~14ブロックがスピーチ課題(最近あった面白い話をする)、15~21ブロックが後安静となっています。ちなみに1ブロックは30秒です。前安静とスピーチ中は、あまり皮膚温に差がありません。これは、スピーチで何を話そうかと既に前安静で緊張しているからであり、課題が終わって後安静になると初めて安心し、緊張が解けることがわかります。

 1要因参加者内計画による分散分析によって皮膚温変化を検討し、前回と同様の手順でワードファイルを作成してください。

リアクションと課題の提出
 上記の作業を行い、作成されたワードファイルを「スピーチ中の皮膚温.docx」という名前で保存し、こちらから送信してください。リアクションは、出欠記録を兼ねていますので、授業が行われた日のうちに送信するようにしてください。

心理学情報処理基礎演習1-04

前回授業へのコメント
 オンライン版の Office は囲み線が利用できないなど、機能的に一部制限があるようです。通常版のオフィスを大学のコンピューター室で利用するようにしてください。タブレットやスマートフォンでの課題実施はできませんのでご注意ください。

コンピュータの基本構造:ハードウェア
 今日はコンピュータの基本構造としてハードウェアの話をします。コンピュータにはいろいろなものがありますが、その基本構造(構成パーツ)はどれも一緒です。ここでは、広く普及しており、パーツの構成がわかりやすい据え置き型のWindowsパソコンを例に、基本構造を解説していきます。 

エクセルを使ってみよう
 今日は、オフィスソフトウェアの代表ともいえる表計算ソフト、エクセルを使ってみることにしましょう。まずは下記のtask04をダウンロードし、デスクトップに保存しましょう。保存できたら、下記動画を見ながら作業を進めていきましょう。今日は、「時間割の作成」と「合計と平均値の計算」という2種類の動画があります。

上記では、合計 =sum(範囲) と 平均 =average(範囲) の計算式を使います。英語の綴を覚えるようにしましょう。

リアクションと課題の提出
 上記動画に従って作成したファイルを「時間割」という名前でデスクトップに保存し、リアクション(感想)と一緒に、授業配信日内に送信するようにしてください。課題だけではなく、必ずリアクションを送るようにしてください(リアクションの内容は成績評価の対象となっています)。
AクラスリアクションBクラスリアクション
↑クラスを間違えないようにご注意ください

卒論-04

前回の授業を受けて
 心理学基礎実験の対面授業開始が決まったようです(国家資格取得に関係するため)。しかし、それも7月からということで、他の授業はそれより後になる模様です。
 前回は、こちらで作成したWeb上の映像視聴実験を実施していただき、様々なリアクションもいただきました。やはりみなさん、「実験手順が正しく行われるか?」が気になったようです。実際間違えてしまった例も見られ、フォームだけでなく補足資料でうまく誘導する必要があることがわかりました。また、「実験環境がひとによって異なる」可能性もご指摘いただきました。こちらも補足資料で、できるだけ統制することが重要だと思いました(イヤホンの使用、フルスクリーン表示の指示など)。一方で、対象を増やしやすいことや、実験室より緊張が少ないであろうことなど、良い点もあろうとの指摘がございました。結果の分析手順を下記動画に記録したので御覧ください。

Web上で実験実施(その2)
 前回の結果から反省点を反映し、下記動画においてWeb実験の作成手順を説明・提案しました。大まかに言うと、
1.手順書はWordファイルで作成(動画の下に完成品を載せておきました)
2.動画はBandicamで作成
(「Bandicamの使い方」で学習してください。透かしが入るけど無料で使えます。)
3.入力フォームは前回同様Formsで作成
(動画呈示順序のランダム化はFormsのシャッフル機能を使う)
というものです。

 上記資料を参考に、今週・来週の2週間を使い、各自Web実験を作成してください。映像の選定・作成、フォームの作成、などなど方法がわからない場合は、こちらのチャンネルから質問して、各自わかるひとは回答してあげてください。自分もできる限り確認し回答します。ただし、最終的にここのメンバー同士でデータを取り合うので、実験の試し実施は、家族など近場にいる人にお願いするようにしてください。6/11に各自用意したWeb実験を、互いに回答しますので、それまでに完成させてください

リアクションの記入
 毎回授業が行われた際に、印象に残ったことや改善して欲しい点を下記リンクから記入してください(リアクションの記入は出席管理を兼ねています)。リアクションの記入は、原則として講義が行われた日のうちに行ってください。
卒業論文リアクション

初年次演習-03

前回授業へのコメント
 新たに提出された自己紹介を前回のページに追加し、みなさんの書いた感想を、Teamsの「水3_諸年次演習」チームの「一般>ファイル>自己紹介」という場所に入れました。感想の書き方もそれぞれなので、目を通してみてください。オンライン授業では、文章を通して相手の人柄を想像するしかないわけですが、これはこれで想像力が鍛えられて良いかもしれない、と思いました。とはいえ、やっぱり同級生とは会って話したいですよね。早く対面授業が始まると良いですね!

Teams積極利用のお願い
 オンライン授業なのではありますが、Teamsを積極的に使うことで、対面授業のようなコミュニケーションを少しでも体験できればと思います。授業開催時間帯(毎週金曜日の10:50-12:20)は、Teamsの「水3_初年次演習」チームから、「(授業0527などの)当日のチャンネル>投稿」、を表示しておいてください。こちらで質問等をうけつけ、必要情報を皆で共有したいと思います。

本日の課題:教員が指定したテーマについて書いてみよう
 この授業の目的は、大雑把に言って「仲良くなりながらついでに読み書きのスキルもつけよう」、ということなので今回も書きます。今日は教員が指定したテーマについて書きます。肝心のテーマなのですが、数年前に「戦争は無くせるか?」などのテーマで書いてもらったところ、すごく深刻な雰囲気になりまして・・・。悩んで他の先生に相談すると、「男子校はアリかナシか?」などのフランクなテーマを扱っており、すごくショックをうけました。さっそく真似することにして、ここでは少々フランクなテーマを、下記の中から選んで書いていただこうと思います。

・住むなら都会か田舎か?
・制服は必要か不要か?
・飼うなら猫か犬か?
・朝食はパンかご飯か?
・髪を染める派か染めない派か?
・男子校・女子校は必要か不要か?
・整形手術はアリかナシか?
・女性専用車両はアリかナシか?
・大事なのはお金と愛どちら?
・自宅と一人暮らしどちらが良いか?
・草食男子はアリかナシか?
・男女の友情は成立するか?
・結婚はするべきかしなくても良いか?
・メガネ派?コンタクト派?
・ふとん派?ベッド派?
・坂道は乃木坂か欅坂か?

 他にも「ぜひ議論して皆の意見を聞いておきたい」という事があれば、独自のテーマで書いていただくのも良いです。「書きにくいな」と感じた方は、下記のワードファイルを参考にしてください。あくまで参考なので、これをベースにしてオリジナリティを出してください(提出時は赤字部分は削除するように)。「いや全然書けるわい」と思った方は、自分の手法でどんどん書いてください。

課題を提出しよう
 前回と同じですが、書く際は読み手がどのようなひとか?この文章を読んだらどんな気持ちになるか?など相手の事を想像しながら書くようにしましょう。ワード形式で1ページ程度の分量にまとめ、ファイルを「教員が指定したテーマで書く」という名前でデスクトップに保存してください。そして、この授業に対するリアクション(感想・改善してほしい事など)と一緒に、下記リンクから、本日中に送ってください。来週は、全員分の課題ファイルを共有し、感想を書く予定です。
初年次演習リアクション

心理学情報処理基礎演習1-05

前回授業へのコメント
 先日お示しした受講者リストに学籍番号がない方は、受講しても単位にならないのでご注意下さい。

・よく知っているFPSゲームを、自分で作ったことに感動した。
・自分で作ったゲームが理想通りに動いたことに感動した。
・わざわざ物理演算のプログラムを組まなくても最初から重力の機能が付いていたり、球や箱もワンクリックで作れたり、さすが世界でよく使われているソフトだなと思いました
・自分で作ったゲームを自分で遊べるのってこんなに楽しいんだ~!と思いました。感動しました!
自分の操作でキャラクターを動かせていることに感動した。この科目は毎回新しいことに出会えるのですごく楽しい。
→自分で作れるって感動しますよね。この授業をきっかけにして、自分の可能性を追求していってください!
・できた時の達成感が感じられてとても面白いと感じました。オリジナルで動かすには時間がかかると思いました。
・作っていてとても面白いと感じたのでもっとたくさんの種類のシーンを作ってみたいと思った。
・いざ設置して動かした時の感動がすごくて色々なものを追加していろいろ入れたくなるが程々にしないと重くなってしまう
・本物のゲームを作ってる感覚で面白かったです。覚えてしまえばこんなに簡単にゲームが作れるのだなと思いました。もっともっと複雑なゲームが作れるようになりたいです。
・自分で作ったステージは少し自分にとって難しかったのですが、自分用に難易度調節できるのでいいなと思いました。
・足場を作ってジャンプをしていく際に、複雑な構造にしてやってみたところ、ジャンプしていくのが予想より難しくなってしまい、それと同時にとても楽しく興味深いと思いました。
・いつかは人の心を読めるようなゲームを作ってみたいと思いました。
→Unityには、さらに言うならば「ゲーム」という媒体には、我々が想定している以上の大きな可能性があると思います。いろいろ試して、考えてみてください!
・ひとつの動きでもすごく手間隙かかり、カメラの位置を変えたり、視点を変えたりできるのが1番大変でした。途中から最初からになったけれど慣れてくるうちにスムーズにできるようになり良かったです。
・めちゃめちゃ難しかったです。画面が見にくいのでどのファイルを押しているのかとかが分かりにくく出来ませんでした汗
・少しでも選択を間違えてしまうと正常に動かないことが自分でわかりました。
→わからないことがある場合は、チーム内の「質問!」チャンネルに質問してください。TAが答えてくれると思いますので。
・キーボード操作でPlayを終了する方法を知りたいと思った。
→「Ctrl+P」でプレイしたり停止したりできます。
・日本語にする仕方がわからなくてずっと最初の画面英語なんですけどどうやって直せばいいですか?
→ほとんどのWebサイトで英語のまま解説されているので、本授業でも英語のまま進めます。ついでに英語を学ぶ機会と考えればお得ですよ!
・課題で作ったものは提出しなくても大丈夫でしょうか。
→提出しなくて結構です。サイズが大きすぎますので。
・動かしているキャラクターのジャンプ力や、走る速度は変えられたりするんでしょうか?
このサイトで、FPSコントローラーの設定を解説しています。

自分で作成したステージの「難易度」や「面白さ」を追求することは、心理学の探求として大切な事です。なぜならば、そこに「世界のリアルさとは何か?」、「面白さの条件とは?」のような、心理学的な問いが存在するからです。いろいろ考えならが、面白いステージを作成してみてください。

シーンのビルド
 Unityで作成したゲームプロジェクトを、実機(ここではWindowsPC)でプレイできる形式に変換することをビルドと言います。今日はは、前回のプロジェクトを少し改造し、ビルドしてみます。今回は、以下のような学習内容を含んでいます。
・AllSky Free 、Material Pack、Rock package、のアセットを加える
・スカイボックスを設定する
・マテリアルを設定する
・アセット(今回は岩)をシーンに配置する
・スクリプトを設定する
・シーンのビルドを行う
 動画内で使用するスクリプト「reload.cs」は、動画の下のダウンロードボタンから取得して下さい。

注1:上記動画中でAllSkyFree_Menuというスクリプトを削除する場面がありますが、スクリプトを選択し、「右クリック>メニューからdelete」もしくはdeleteキーで消すことができます。これを消さないと、エラーが起きてビルドがうまくいかないので、注意してください。
注2:動画中の「reload.csをプロジェクトに入れる」の部分で、つまづくかたが多かったようなので、このページの末尾に、「スクリプトの入れ方」という動画を追加しましたので、わからない人はそれを見ながらやってみてください。

シーンをリロードするプログラム
 プログラムの意味を全て理解するのは難しいです。コメント(//以降の部分)を読みながら、動作させつつ考え、必要に応じて自分で調べてみると良いでしょう。例えば下記の場合、「unity Application.Quit」などの検索後を用いると、googleですぐに調べられます。Unityのサイトではなく、個人のブログなどを見たほうがわかりやすいと思います。

using System.Collections;
using System.Collections.Generic;
using UnityEngine;
using UnityEngine.SceneManagement;

public class reload : MonoBehaviour
{
    public float height = -20f;

    // Use this for initialization
    void Start()
    {
    }

    // Update is called once per frame
    void Update()
    {
        if (Input.GetKeyDown(KeyCode.Escape)) { //Escapeキーが押されたら
            Application.Quit();                 //アプリケーションを終わる
        }

        if (transform.position.y < height) {   //落っこちたら
            SceneManager.LoadScene("s1");   //シーンを呼び直す
        }
    }


}

ゲームの配布方法
 ビルドしたゲームの配布方法を下記動画で説明しています。友達に遊んでほしいひとは、参考にしてUSBメモリなどで渡してみてください。

に今回ビルドしたプログラムファイルが入っています。興味がある方はプレイしてみてください。

リアクションの記入
 課題が終わった方は、下記リンクより、授業配信日を含め3日以内にリアクションを登録してください。ファイル等を送っていただく必要はありません。
心理サイエンス基礎演習1リアクション

心理学専門演習Ⅳ-03

前回授業へのコメント
 (本年度は対面形式でコメントいたします)

生理心理学トピック紹介(2)
 今日は、日本生理心理学会が発行する研究雑誌である生理心理学と精神生理学から、2019年の生理心理学の実社会応用特集を紹介します。

生理心理学の実社会応用
 生理心理学を実社会の課題解決に応用しようという試みは、自動車産業、医療やヘルスケア産業、映画やゲームなどエンターテインメント産業、観光産業などの幅広い分野で行われている。このような動向は、生理心理学会のテーマとして繰り返し取り上げられてきた経緯からも明らかだが、その背景には様々な技術革新が生理心理学のあり方を変化させてきている背景がある。
 第一の技術革新は、計測機器の小型化やスマート化であり、生体計測を応用した様々なウェアラブルデバイスが開発されている。これらの技術や商品は、従来実験室の中だけで行われていた生理心理学的研究を、多くの場面で可能とし、生理心理学の適用範囲をひろげて、生態学的妥当性の高い状況での研究を可能にしている。具体的には、他者とのコミュニケーション場面,授業や講演,スポーツ観戦などの集団行動場面といった社会環境を対象とした研究も可能になる。
  第二の技術革新は、解析技術の進歩であり、コンピュータの処理速度の上昇とともに,計測された膨大な量の生体情報から、より多くの有益な情報を抽出することを可能にし,心的活動に対応する新しい指標の発見も可能となりつつある。さらにそれらのデータをAI(機械学習)と組み合わせることで、生体データからストレスや疲労,感情といった心理・生理状態の自動推定の試みがなされ、基礎・応用研究に新たな一面を切り開きつつある。
 本特集は、使いやすい道具設計への脳波測定の応用可能性を検討した身体に馴染む道具設計指標としてのmu律動抑制、小型の自作生体情報計測器を同時に多数用いることで授業評価を試みたIoT皮膚コンダクタンス測定器を用いた授業評価、警察における虚偽検出検査の視点から生理心理学の社会応用可能性を論じたポリグラフ検査から見た生理心理学への期待と課題、の3本で構成されている。

リアクションの回収と来週の準備
  出欠記録を兼ねたリアクションの回答を原則として当日中に記入してください。リアクションは出席チェックを兼ねていることにご注意ください。

担当課題予定

6/1 デジタル・エンタテイメント

18hp102 プレイヤー数がゲーム時の自律系生体反応にあたえる影響
18hp249 親密度の違いがゲームプレイ時の生理反応に及ぼす影響

6/8 ストレスとリラクセーション

18HP219 音楽とストレス課題の組み合わせが心身に及ぼす影響の検討
18hp227 レモンの香りがもたらすリラックス効果の心理・生理的検討

6/15 認知(化粧)

18HP106 化粧行為の生理心理学的検討―スキンケアによる自己接触の生理心理作用
18hp216 女性の化粧の有無が視線と生体反応に及ぼす影響

6/22 非デジタル・エンタテイメント1

18hp245 ダーツを用いた競争課題中の皮膚温変化
18hp213 塗り絵が心身に及ぼす影響

6/29 対人ストレス・ストレスマネジメント教育

18hp259 感じたストレスを他者に伝えることで生じるストレス緩和効果
18hp136 子どもを対象にした心身相関現象体験プログラムの作成と運用

7/6 認知(魅力)

18hp122 異性画像の魅力度が視線と心拍に与える影響
18HP123 虚偽フィードバックが魅力度評定に及ぼす影響

7/13 非デジタルエンタテイメント2

18hp101 お菓子の有無が会話中の感情・生体反応におよぼす影響
18HP147 アニメーション作品のエンディングの有無が視聴体験に与える影響

7/20 対人ストレス

18hp210 Skype通話時における映像の有無が生理・心理指標に及ぼす影響
18hp149 対人場面における服装の違いが緊張感及び生理指標に与える影響

7/27 認知(VRなど)

18hp202 仮想空間内において3Dキャラクターの視線や表情が罪悪感に及ぼす影響
17hp101 VRエアロバイクが心身に与える影響
18HP230 座禅が自律神経機能および認知課題の成績に与える影響

8/3 会話中の対人ストレス

18hp221 人格特性が会話中の皮膚温におよぼす影響
18hp206 会話内容が生理・心理指標に与えるストレス負荷の検討

生理心理学実験2-04

前回授業へのコメント
 グラフの貼り付け方や、レポートの記述方法など、いろいろなご意見・質問等いただきましたので、フィードバック動画でお答えします。参考にしてくだされば幸いです。

1要因参加者内計画の分散分析
 今回は、生理心理学でよく用いられる実験計画法と対応する分析方法を説明していきます。 ここでは、運動時の心拍数データを用い、1要因3水準の対応のある分散分析を学びます。データは、前安静(3分)→課題(5分)→後安静(3分)の計11分ぶんであり、10人分です。これをグラフ化し、統計処理(分散分析と多重比較)し、結果を文章化する方法を学びます。まず下のボタンからデータをダウンロードし、グラフ化することから始めましょう。

 心拍数は前安静や後安静に比べ、運動時に高くなっている事がわかります。このように、平均グラフを作成し、おおまかな変化傾向を知る事はとても重要です。統計処理をする前に必ず行いましょう。
 では、運動期間と他期間の間に有意な差はあるのでしょうか?統計処理ソフトjs-STARを用い分散分析で調べます。ここでは、同じ10人に対し、前安静、課題、後安静の3期間にわたり計測しているため、1要因参加者内計画を用います。エクセルに分散分析用のワークシートを作成し、データをSTARにインポートし、統計処理を行い、結果をエクセルに貼り付けます。

  次は、分散分析の結果を確認し、ワードに文章として記述していきましょう。グラフを表示するだけでなく、注目すべき点を文章でわかりやすく記述することが大切です。統計処理も結果を記述するだけでなく、どのような値を、どのよう手法で分析したのか、明確にすることが大切です。

リアクションと課題の提出
 上記の作業を実際に行い、作成されたワードファイルを「心拍数の変化.docx」という名前で保存し、こちらから送信してください。リアクションは、出欠記録を兼ねていますので、授業が行われた日を含む3日以内に送信するようにしてください。課題を提出するだけでなく、リアクションも記入することを忘れないように!

生理心理学実験2-03

前回授業コメントへのフィードバック
 概ねスムースに課題を進めていただけたようで良かったです。以下に質問等、お答えしたフィードバック動画を作成したのでご覧ください。

今日の課題:絵本の効果の検討
 ストレスの多い課題を行うとき、事前にストレス緩和処置を施しておくと、ストレスが緩和されたり認知課題成績が向上する可能性が報告されています。下記の実験では、ストレス課題の前にストレス緩和刺激として、絵本(ぐりとぐら)の読み聞かせを行った条件(絵本あり条件)と行わなかった条件(絵本なし条件)を設けました。

 上記のデータは、ストレス課題(漢字を用いた記憶課題)を行った際の成績(正答数)を示したものです。対応のあるt検定を用い、事前に絵本を読むことで記憶課題の成績に差が生じるかを検討し、前回と同様の手順でワードファイルを作成してください。

リアクションと課題の提出
 上記の作業を実際に行い、作成されたワードファイルを「絵本の効果.docx」という名前で保存し、こちらから送信してください。リアクションは、出欠記録を兼ねていますので、授業が行われた日を含めて3日以内に送信するようにしてください。また、リアクションの内容が成績評価の対象となることにご留意下さい。