卒論-14

加藤さん
実験刺激用プログラムの進捗状況を確認。
受容感覚ドリフトは、このプログラムで測れるのか、いまいちイメージがうかばない。

齋藤 千愛さん
男性用、女性用の画像選定が終わる。質問紙が一部出来上がる。
内容チェックし、他質問紙の作成もお願いする。

徳永さん
研究計画を確認。序論がある程度完成している。
調査用フォームは、気分調査票、因子負荷量の多いものから半数選択して20項目とし、安静+4条件の5回で、計100項目に回答を予定。

漆師さん
計画書が提出されたので、内容を確認。
独立変数は、
・人格要因として、「ハーディネス」と「ソーシャルサポート」
・実験刺激として、「ポジティブ感情喚起動画」と「ネガティブ感情喚起動画」
従属変数が、
・POMS(もしくはPOMS2)
POMSは購入の必要があると思われるため、助手室に確認するよう指示。

坂本さん
動画撮影終了、質問紙作成終了。計画書作成を行っている最中。

斎藤 渚さん
動画撮影がおわり、計画書を作成中。

石川さん
過去の卒論を参考に、計画書の内容に具体性をもたせるよう依頼中。

大村さん
計画書の作成を行っている最中。

丸山さん
計画書の作成を行っている最中。

初年次演習-13

前回授業へのコメント
 「自分の好きなことを紹介する」をテーマにプレゼンテーションを作成していただきました。好きな事を紹介するというのは、やってみると意外に難しいもので、「自分だけ盛り上がってないか?」とか「否定的なコメントを受けたらどうしよう?」とか、いろいろ考えてしまいますよね。とはいえ、「10枚では少なすぎる」や、「10MBしか送れないのはショックだ」(これは盲点でした!)といった、容量不足に関するコメントからも、皆さんの意気込みを感じました。提出いただきましたプレゼンテーションからは、強いエネルギーを感じられるものばかりで、「好き」を表現するのは、なんというか大切な事だなと思いました。

プレゼンテーションファイルの共有
 初年次演習チームの、「授業0805>ファイル>好きなことを紹介する」フォルダに、皆さんのプレゼンテーションファイルを共有しました。全て閲覧し、各プレゼンテーションへの感想を、「プレゼンテーションへの感想」という名前のワードファイルに保存してください。

感想を書いて提出しよう
 この授業に対するリアクション(感想・改善してほしい事など)と一緒に、下記リンクの「課題ファイル」から、本日中に送ってください。リアクションは出席カウントを兼ねているので、課題ファイルだけでなく、リアクションも必ず記入するようにしてください。
初年次演習リアクション 

授業の振り返りとまとめ
 この授業では、読む・書く・話す、といった3側面から、日本語の基礎力充実を目指し、自己紹介、テーマで語る、本の紹介、ニュースの紹介、心理学の文献に親しむ、自分の好きな事を紹介する、などの事柄を扱ってきました。今年は初のオンデマンド形式で、授業構成上の課題も多く、参加する皆さんにも多くの苦労があった事と思います。そのような中で、課題をコンスタントに提出していただき、こうして全員無事に授業を終えられることをとても嬉しく思います。皆さん半年間、本当にお疲れさまでした。

生理心理学特殊研究-13

レポート課題について
 高次脳機能障害に関するレポート作成課題では、主要な症状の内どれか一つにターゲットを絞り、文献を読んでいただきました。皆さんが今回選んだテーマは、実行機能障害、注意障害、失語症の3つでした。
 実行機能障害や注意障害は、通常生活を送っている我々にとっても無縁ではなく、その症候に関しても「まったく心当たりがない」と思う人は、むしろ少数ではないかと思います。「ここからが障害」といった基準が不明確で、多くの人が「やる気が出ない」、「集中できない」、「ある種の作業が非常に苦手」などの症状に悩まされているわけで、障害の原因や有効な対処法の理解は、一般人にも多くの利益があると思います。一方、失語症は、レポートにも書いてくださったとおり、すごく多くの分類があり、一口に失語症と言っても、聴覚的理解、読解、発話、書字などのうち、どのような言語機能の障害かによって細分化するようです。その全貌を、患者に触れること無く理解しようという試みは、なかなかに困難を伴うように思えます。
 とはいえ、将来臨床に出る方も出ない方も、高齢化が急速に進んでいく日本社会では、病院で、路上で、あるいは家庭で、高次脳機能障害を持つ方々遭遇する機会は、必然的に増えていきます。考えてみれば当然ですが、多くの人々は、このような障害により、仕事をなくしたり、周りに理解されないなど、社会的な孤立を味わっています(と本に書いてありました!)。心理学を学んだ我々は、困難を乗り越え社会に適応しようと頑張る人々に、対話を通して心情的に寄り添うところからスタートすれば良いのではないかと思います。

まとめと振り返り
 この授業には、1.感情の背景となる身体機能の理解、2.高次脳機能障害の理解、3.ストレスマネジメントに役立つ知識の獲得、という3本の柱がありました。1と2に関しては、公認心理師資格を目指す方は、試験に出るので、ある程度の内容を、整理して頭に入れておく必要があります。苦手意識がある方は、試験対策の参考書籍があるので、早めに入手して、今のうちから興味を持って調べておく事をおすすめします。独自にノートを作ったり、勉強会を開いたりする事も良いと思います。
 3のストレスマネジメントに関しては、私も含め4人がストレス関連の文献をまとめ、共有しました。急性ストレス刺激を用いた実験的研究において用いる課題や、ストレスを測るための指標にはどのようなものがあるのか、知識が深まったと思います。指標としては、やはり主観的指標、つまり質問紙が多彩であり、GHQやPOMSをはじめ、用途に応じた様々なものが紹介されました。客観的な指標としては、自律神経系指標、内分泌系、免疫計の指標などが紹介されました。自律神経系指標が瞬時的に反応が生じるのにくらべ、内分泌系や免疫系指標は反応潜時が長く、分析コストが高い傾向にあります。一方で、慢性ストレスを調べるには内分泌系や免疫系指標の方が適しています。ストレスマネジメントに関しては、バイオフィードバックや各種のリラクセーション(自律訓練法や漸進的筋弛緩法)の紹介が行われました。これらの手法は、独自の学術的背景を持ち、いずれも特定の身体機能の自己制御を目的としています。つまり、リラクセーション、ストレスマネジメントといったテーマの本質は、結局のところ自己制御であることを意味しています。意外に思うかもしれませんが、自己制御の基本は、「測定」です。何を測定するのか?生理指標も、なんなら感情も、人間の行動の一部と言えましょう。つまり、これらの心理療法は、体系的には実は「行動療法」に属しています。
 この授業では、全員が作成したレポートを共有しますが、今後も各種心理療法の授業や学会参加等を通し、行動療法的なアプローチに関する理解を深めていっていただければ幸いです。

追加課題について
 休講となっていた2回ぶんに関し、追加課題を行います。以前ディスカッションにおいて指摘した点(特に引用の件は重要)に関し、各自のレポートを改善し、「心理学特殊研究チーム>授業0805>ファイル>ストレスマネジメントに関するレポート」フォルダに入れておいてください。その際、論文等に引用できるよう、引用文献リストを作成するようにしてください。これらの作業をもって、本授業の追加課題とします。

心理サイエンス応用演習1-13

前回授業へのコメント
 前回はWebGLによるビルドを体験していただきました。Web上で高度な3D表現を行うこの技術はまだ発展途上なのですが、コロナの影響で自粛が余儀なくされる場合、強力なツールとなる可能性があります。今後は心理学の研究も、データ収集の方法を変えていかなければならないと感じています。

・インターネット上に挙げる方法ですが、前回学んだUSBを使ったやい方よりも直接USBを渡さずに済んだりと便利そうなので知る事が出来て良かったです。
→実はその反面、表現力やパフォーマンス(速さ)が通常Buildより劣る弱点があります。
・自分が面白いと思ったものを評価されるのは怖いとも思います。
→同感です。でも、発表し批評を受けることで世界を知るというか、重要なコミュニケーションの一種であると、最近特に思います。
・気軽に実験はできるけれども,心理学の研究方法として適切であるか,悩むところがあるなと感じた。
→リモート実験だと、実験参加者がどのような状態で参加しているか不明で、こちらが意図したような測定ができていない事が懸念されます。この問題をどのように克服していくかも、未来の心理学を担うものの重要な仕事だと思います。

振り返りと後期への展望
 前期の授業を振り返り、このような技術を学ぶ意義について再認識したいと思います。また、今後の授業に向けて展望を述べたいと思います。下記の動画を御覧ください。

Unityを用いた実験刺激と対応するアンケート調査
CGを用いた髭による印象変化の実験 質問紙
FPSを用いた景観が感情にあたえる影響の実験 質問紙

Unityを用いた実験刺激と行動指標の測定
実験用TPSゲーム 行動ログ

リアクションの記入
 課題が終わった方は、本日中に下記アドレスからリアクションを登録してください(リアクションは出欠記録を兼ねています)。
心理サイエンス応用演習1リアクション

補助課題の件
 残り2回ぶんの補助課題に関して、こちらのリンクにまとめました。余裕があるかたは実施してください。

心理サイエンス基礎演習1-14・15

補助課題
 この授業は本来15回であるため、このページの補助課題をもって、残りの2回に充当します。まだ余力がある方は実施してください。提出していただければ加点します。
 第11回、第12回とTPS作成しましたが、それらを多ステージ化して移動できるようにし、Propや敵キャラを配置してオリジナルのゲームを作成してください。各ステージのキャプチャ画像と、工夫した点を、パワーポイントファイルにまとめ、「作成したTPS」という名称で、リアクションのページからお送りください。追加課題の登録締切は8/10とします。
心理サイエンス基礎演習1リアクション

 

心理サイエンス基礎演習1-13~14

前回授業へのコメント
 前回の授業は、いろいろと盛りだくさんで、すべてこなすのには時間が足りなかったと思います。今回のものとあわせて、できる範囲でやってくれれば良いと思います。

ステージの移動とProbuilder
 今日はステージを多数作成して、ステージ間を移動できるようにしてみましょう。また、階段などを作るのに便利なProBuilderを紹介します。ProBuilderは、Unity内で3D形状をいろいろ作成できるアセットで、主にステージ作成に用いる人が多いようです。こことか、ここなど、いろいろなところで解説されています。

 今日の内容も、まともにやると、すごく大変なので、とりあえず動画を視聴し、使えそうなら導入してみる、ということで構いません。期末ということもありますので、皆さん体調(および心の調子)の維持を優先してください。

リアクションの記入と課題ファイルの提出
 今週(7/5)と来週(7/12)は、今まで学んだ内容を盛り込んで、自分なりのTPSを時間をかけて作り込んでみて下さい。今週は、7/7の深夜までにTPSを作り込む上で工夫したことや、感想を、リアクションで文章でお知らせ下さい。
 来週は引き続きTPSの作成をすすめ、7/14の深夜までに、自分の作成したTPSを紹介するパワーポイントファイルをお送り下さい。その際、ファイル名は「私のTPS」とし、内容はTPSの様子を画面キャプチャし、文章つきで解説したものとしてください。
 不明点がある場合はTeamsのチャットでお知らせ下さい。
心理サイエンス基礎演習1リアクション

心理学専門演習Ⅳ-14・15

追加課題の実施
 不足2回ぶんを補うための追加課題として、こちらのリストから、まだ読まれていないものを選択し、「追加課題」というタイトルでWordファイルを作成し、リアクションと併せてお送り下さい。追加課題は気分・時間に余裕があれば行ってください。行っていただいた場合はもちろん加点の対象にします。Wordファイル作成の際、ファイルの中身は、1行目に読んだ論文のタイトルを記載し、2行目以降に論文の感想と改善案を記載し、全体で1~2ページにまとめたものとしてください。なお、提出期限は8/10までとします。

心理学専門演習Ⅳ-14

前回授業へのコメント
 今回も多くのコメントをありがとうございました。エアロバイクの研究も、VRで攻撃の研究も、皆さんのご意見をうかがいながら「まだまだ発展の余地があるな!」と思いました。改めて心理学への興味が湧いてきました。ディスカッションは本当に良いものですね。

会話中の対人ストレス
 日常のストレス場面として、他者との会話を挙げるひとはおおかろうと思います。下記の研究では、会話を行うと体には確実に反応が生じることがわかります。一方で会話は私達のストレスを解消するのにも役立っています。会話を実験室でリアルに再現し、分析することは心理学的にとても深いテーマだと思います。

上記卒論の詳細は、過去の卒論リストからご覧いただけます。

人格特性が会話中の皮膚温におよぼす影響 13HP238_TAHARA
会話内容が生理・心理指標に与えるストレス負荷の検討 13HP217_KANEKO

リアクションの回収
 上記動画で扱われている卒業論文の内容について考えたこと、ディスカッションを経て考えたことを、授業配信日を含めて3日以内に、下記のリンクから送信してください。
心理学専門演習4リアクション