前回授業へのコメント
グラフの貼り付け方や、レポートの記述方法など、いろいろなご意見・質問等いただきましたので、フィードバック動画でお答えします。参考にしてくだされば幸いです。
1要因参加者内計画の分散分析
今回は、生理心理学でよく用いられる実験計画法と対応する分析方法を説明していきます。 ここでは、運動時の心拍数データを用い、1要因3水準の対応のある分散分析を学びます。データは、前安静(3分)→課題(5分)→後安静(3分)の計11分ぶんであり、10人分です。これをグラフ化し、統計処理(分散分析と多重比較)し、結果を文章化する方法を学びます。まず下のボタンからデータをダウンロードし、グラフ化することから始めましょう。
心拍数は前安静や後安静に比べ、運動時に高くなっている事がわかります。このように、平均グラフを作成し、おおまかな変化傾向を知る事はとても重要です。統計処理をする前に必ず行いましょう。
では、運動期間と他期間の間に有意な差はあるのでしょうか?統計処理ソフトjs-STARを用い分散分析で調べます。ここでは、同じ10人に対し、前安静、課題、後安静の3期間にわたり計測しているため、1要因参加者内計画を用います。エクセルに分散分析用のワークシートを作成し、データをSTARにインポートし、統計処理を行い、結果をエクセルに貼り付けます。
次は、分散分析の結果を確認し、ワードに文章として記述していきましょう。グラフを表示するだけでなく、注目すべき点を文章でわかりやすく記述することが大切です。統計処理も結果を記述するだけでなく、どのような値を、どのよう手法で分析したのか、明確にすることが大切です。
リアクションと課題の提出
上記の作業を実際に行い、作成されたワードファイルを「心拍数の変化.docx」という名前で保存し、こちらから送信してください。リアクションは、出欠記録を兼ねていますので、授業が行われた日を含む3日以内に送信するようにしてください。課題を提出するだけでなく、リアクションも記入することを忘れないように!