エンタテインメント課題時の皮膚コンダクタンス変化

エンタテインメント課題時の皮膚コンダクタンス変化の検討
 心身相関現象として、 指先の皮膚温変化以上に 広く知られるものとして、精神性発汗現象があります。発汗現象は直接測ることが難しいため、発汗に伴う皮膚の電気的性質の変化を図ります。そのためこの現象は皮膚電気活動と呼ばれることが多いです。皮膚電気活動は、覚醒水準(眠さのようなもの)の指標として使われてきた経緯があります。例えば大学の講義で皮膚電気活動を測定すると、眠くなるにつれて値が低下することが確かめられます(つまり手が乾いているということ)。一方で、このような現象は緊張場面においても顕著にみられ、特にテレビゲームのような課題において、大きく上昇することが確かめられています。この実験実習では、ジェンガを課題として用い、ゲームが発汗活動に与える影響を調べます。

データ処理のインストラクション
 データの処理およびレポートの作成方法は、下記の動画をご覧ください。自分のデータを抜いて分析などする必要はありません。

統計処理ソフト js-Star

参考文献
コンピュータ・ゲーム時の競争環境の違いが自律系生理反応にもたらす効果
IoT皮膚コンダクタンス測定器を用いた授業評価
皮膚電気条件づけ : その意義と研究動向

レポートの提出
 こちらのページからMicrosoft Word形式でお送り下さい。その際、レポートのファイル名は「エンタテインメント課題時の皮膚コンダクタンス変化」として下さい。レポートと併せて、授業課題に対するリアクションも記入して下さい。提出期限は原則として次週月曜の正午までとします。提出期限を過ぎると減点の対象となるのでご注意下さい。

ストレス・リラックス時の皮膚温変化

ストレス・リラックス時の末梢皮膚温変化
 ストレスがかかると交感神経が活動し、 指先の血管は収縮します。 その結果として指先の血流量は減少し、指先の皮膚温が徐々に低下していきます。そのことを利用することで、実験参加者が課題に対してどの程度ストレスを感じているのか、逆にどの程度リラックスしているのかを、数値として表すことができます。この実験実習では、緊張を伴うストレス課題と、リラックス課題を用いることで、心の状態が体( 指先の皮膚温)にどのように現れてくるのかを体験します。

データ処理のインストラクション
 データの処理およびレポートの作成方法は、下記の動画をご覧ください。自分のデータを抜いて分析などする必要はありません。

<追加・変更情報>
図表のタイトルについて
 図表の上、左寄せで配置する。「Table」「Figure」を用い、通し番号を付けて改行し、2行目に左寄せでタイトルを記入する。
p値について
 pやtのような統計量はイタリックで記述してください。p値については正確な値を小数点以下2桁あるいは3桁で記述し,p値が.001より小さいときは,p<.001 と記述することが推奨されています。上記動画中ではjsstarを用いていますが、jsstarにはp値が表示されません。p値を表示したい場合はSASを使用してください(SASによる分析事例)。
引用について
 引用する文献が共著で、著者が3 名以上の場合、第1 著者名以外は「他」,”et al.”と略記する。

統計処理ソフト js-Star

実験刺激
実験刺激(計算課題)→Arithmetic-Task
実験刺激(リラックス課題) Robin-Wood Thrush-Hermit Thrush-Veery

参考文献
騒音刺激が鼻部皮膚温度に及ぼす効果
白色雑音に対する鼻部皮膚温と主観的状態の対応
低コスト生体計測器を利用した心身相関体験プログラムの実施

レポートの提出
 こちらのページからMicrosoft Word形式でお送り下さい。その際、レポートのファイル名は「ストレス時の皮膚温変化」として下さい。レポートと併せて、授業課題に対するリアクションも記入して下さい。提出期限は原則として次週月曜日の正午までとします。期限を過ぎると減点の対象となるのでご注意下さい。

心理学基礎実験Ⅱ

 心理学基礎実験Ⅱでは、生理心理学的測定法を学習するために、「ストレス・リラックス時の皮膚温変化」および「エンタテインメント課題時の皮膚コンダクタンス変化討」の2つのテーマを扱います。

テーマ1:ストレス・リラックス時の皮膚温変化

テーマ2:エンタテインメント課題時の皮膚コンダクタンス変化