心理サイエンス応用演習1-15

前回授業へのコメント
 前回は、自分で作成したキャラクタにモーションをつけ、WebGLで公開するという課題を行っていただきました。まつげや肌のテクスチャを調整することで、印象が大きく変わることは、心理学的にも興味深い現象だと思います。

振り返りとまとめ
 心理サイエンス基礎演習をすでに受講した方が多いと思うので、皆さんは既にUnityにある程度慣れていらっしゃるわけです。心理サイエンス応用演習1では、心理学的な研究では避けて通ることのできない、「人間の表現」をテーマに、Unityを勉強してきました。TPSで主人公や敵キャラを扱う方法を学び、様々なアニメーションをキャラクタに反映させる方法を学びました。さらに、キャラクタどうしの相互作用にもチャレンジしました。これらの知識やスキルは、一見心理学には関係ないようにも見えますが、実際の体験を通して多くの気づきがあったと思います。これらを使って、皆さんの卒業論文や人生を、面白くエキサイティングなものに変えていって下さればと思います。

リアクションの記入
 本日を含めて3日以内に、下記アドレスからリアクションを登録してください。前期最終回ということもあり、前期を通した感想をお書きいただけますと幸いです。
心理サイエンス応用演習1リアクション

15.まとめと振り返り

前回授業へのFB
 前回は、2回めの実験の結果をレポートにまとめていただきました。まだ提出できていない方もいるかとは思いますが、どんな形でもよいので、なるべく提出するようにしてください。レポート作成や、課題に関して多くのリアクションをいただき、下記にフィードバック動画を作成しましたので、時間に余裕のある方はご覧ください。

まとめと振り返り
 上記動画内でも申し上げましたが、このような状況下で対面実験授業を実施することができた私達は、(幸い感染者を出すこともなく終わることができそうですし)幸運であったと思います。実験心理学は、教科書には書かれていない様々な事を、実際の実験実施を通して学びます。普段触れることのない特殊な実験機材に触れたり、皆で意見を出し合って、思い描いた実験ができるよう協力したり、あるいは他のグループの実験に参加したり、授業の合間に実験室でとりとめのない話をしたり・・・と、ある意味もっとも心理学科っぽい時間とも言えると思います。ここで身につけた測定、分析、レポート作成の技術、何より他者と連携しながら一人ではできない仕事を実現する行動力は、今後の大きな財産になると思います。実験心理学の楽しさを、たとえ一部でも皆さんにお伝えすることができたことは、私としても大きな喜びでした。半年間、お疲れさまでした。

補講のお知らせ
 6/4の授業をこちらの都合で休ませていただきました。その分の補講を7/17にオンデマンドで実施したく思います。下記のページより課題を参照し、実施していただけますと幸いです。補講の課題の提出は、7月末日までとさせて下さい。

補講のページ

リアクションの提出に関して
 授業全般に関し、感想や改善してほしい点など、何か思いついたら7/18深夜までに下記のリンクからお送り下さい。
生理心理学実験リアクション

心理サイエンス応用演習1-14(2021)

前回授業へのコメント
 前回は通常のアプリケーションとしてのビルドを体験していただきました。しかし、実験等に利用する事を考えると、最低でも数百M程度あるアプリを、他者の渡して、さらにインストールする方法を考えなければなりません。今回はそのような問題を解決可能なWebGLビルドを行い、ブラウザを用いて公開する方法を学びます。たとえばこんな感じで公開されます(左or右マウスボタンでジェスチャ発動/1or2キーでシーン切り替え)。うまく動作しない場合は、FirefoxやChromeの最新版を使うようにしてください。

キャラクターとジェスチャーの実験刺激をWebGLで公開
 今回は、いままでの学習の集大成として、ちょっとした実験刺激を作成し、Web上に公開してみましょう。公開にはUnityroomというサイトを使います。必要なファイルは、下記のリンクからダウンロードして用いてください。

私は上記のようなキャラクタ&モーション作成を行いましたが、みなさんも自分の好きなようにキャラクタやモーションをセレクトしてください。

Unityに背景を読み込み、まつ毛や肌のマテリアルを修正しながら、キャラクタをセットアップしていきます。アニメーターコントローラーをセットして、マウスボタンで動くようにします。

キャラクタごとにシーンを分けたら、WebGLでビルドしてみます。ビルドができたら、Unityroomで公開してみましょう。下記動画ではTPSを公開していますが、同じ手順で公開できるので、興味がある方は試してみましょう。

リアクションの記入
 課題が終わった方は、本日を含めて3日以内に、下記アドレスからリアクションを登録してください(リアクションは出欠記録を兼ねており、その内容は成績評価の対象となります。空で送らないようにご注意ください)。
心理サイエンス応用演習1リアクション

心理学専門演習Ⅳ-15

前回授業へのコメント
 前回は、会話を題材にした2種類の研究を紹介しました。研究の改善点や、応用方法など、多くのアイデアを頂きました。みなさんとのディスカッションを通して、研究をさらに発展させて行くことができると良いなと思っています。

パーソナルスペース・没入感
 過去の卒論の「認知」ジャンルから、パーソナルスペースに関する研究と、没入感に関する研究を紹介します。どちらも、自分のなかでは屈指の面白さです。

上記卒論の詳細は、過去の卒論リストからご覧いただけます。

パーソナル・スペース侵害時の視線の有無が生理・心理的反応に与える影響  09HP122_sanoki
模型戦車操作時の視点状況の違いが没入感および生体反応へ及ぼす影響 10hp215_kubo

まとめと振り返り
 エンタテインメント、ストレス、認知の3テーマにわたり、足早でしたが約20本の論文を扱い、皆でその情報を共有しました。芳しくない結果の研究も多々ありましたが、意外にも皆さんの興味を惹きつけるなど、自分としても目から鱗というべき発見がありました。今年は、幸いな事に前期を通して対面で授業を行うことができました。特にディスカッションに関しては、今年は充実した時間を過ごす事ができたように思います。皆さんの意見から私自身も多くの着想を得て、勉強になりました。繰り返される緊急事態宣言など、難しい要素もありましたが、最後まで全員無事に授業を終えられた事をとても嬉しく思います。本授業で得た知識やアイデアを、各自の卒論に役立ててくださると幸いです。

リアクションの回収と来週の準備
 本授業を通しての感想、特に面白かった点、改善してほしい点などを、リアクションのページからお送り下さい。来年度の授業に活かしたいと思います。

生理心理学実験-補講

私の都合で6/4は授業を休ませていただきました。そこで、補講を設けたいと思います。下記の追加課題1~3のどれかひとつを選択・実施し、ページの指示に従って提出してください。

追加課題1.対応のあるt検定1 -VRエアロバイクは運動量を増やすか?
追加課題2.1要因参加者内計画分散分析1 -VRエアロバイク中にHRは上昇するか?
追加課題3.2要因混合計画の分散分析-VRは運動のキツさに影響するか?

上記ページは2020年度に、完全オンデマンド形式で生理心理学実験を行った際のコンテンツです。リアクションを記述せよとの文言が残っていますが、今回の補講では、課題のみを送ってくださればOKです。不明点がある場合は、Teamsのチャットでお知らせ下さい。

14.データ分析とレポート作成2

レポートの作成
 前回は、測定した結果をエクセルで集計し、グラフ化を行い、さらに統計処理を行い結果を文章化しました。今回は、それらと目的方法などを組み合わせ、 レポートを作成していきましょう。前回ご提出いただいたレポートに関して、コメントをおこないましたので、下記の動画を見て参考にしながら、 今回のレポートを作成してみてください。

課題の提出に関して
 今回は、先週までに作成した「グラフ」と「統計処理」結果に、各グループのメンバーで話し合った「方法」、じぶんなりの「結果」「考察」を追加し、レポートを作成してください。レポートのファイル名は、「第2回レポート_自分の名前」としてください。完成したら、リアクションと一緒に7/15までに提出してください。わからない事がある場合は、Teams経由で気楽にご質問ください。
生理心理学実験リアクション

心理学情報処理基礎演習1-15

前回授業へのフィードバック
 みなさんが作成したプレゼンテーションを紹介する動画を最後のフィードバックとして作成しました。長いので、自分の選んだところと一致する部分だけ見てくださればと思います。

授業の振り返り
 日々は漫然と過ぎ去りがちですが、学生にとっても教員にとっても、過去を振り返り、改善点を見つけることは重要なプロセスです。ということで、今日は下記のリンクより授業内容の振り返りを行って下さい。結果を参照し、来年度の授業構成の改善に役立てます。授業内容がよく思い出せない場合は、授業一覧から表示し、閲覧しながらお答え下さい。

・授業内容の振り返り
・授業一覧

授業のまとめ
  この授業では、心理学でよく行う作業を題材に、各種オフィスソフトウェアの使い方を学んできました。初めてエクセルやパワーポイントを使う方も多くいらっしゃり、不安だったと思いますが、皆さん半年で相当にスキルアップを遂げられたものと思います。これらは、社会に出てからも必ず皆さんの助けとなるでしょう。無事に最終回を迎えることができ、嬉しく思っています。 

 自分が伝えたかった事は、「心理学のデータ処理は本来楽しいものである」ということです。過去の授業から、楽しかったものを中心に選択して構成しているのですが、「特にコレが良かった」「こういうものを取り入れるともっと楽しくなる」などの意見があれば、上記の振り返りページに書いていただけますと励みになります。

救済措置のお知らせ
 ついついサボってしまい、単位が取れるか不安になっている方もいらっしゃるでしょう。そのような方への救済措置を設けております。

内容は、「第14回で作成して頂いたレポートを、8種類ある内の別のデータで作成し、提出する」というものです。第14回のものを含めて、最大4本まで受領いたします。提出いただいた場合は、内容と本数に応じて加点します。その際、提出ファイル名は「プレゼンテーション2(~4)」としてください(ファイル名を間違えると採点されない可能性があるのでご注意下さい)。成績に不安がある方は、下記のリンクからご提出ください。なお、提出期限は7月末日までとします

Aクラス追加課題提出Bクラス追加課題提出

心理サイエンス基礎演習1-15

前回までの授業へのフィードバック
 ここ2週間は、各自でTPSを作り込んでいただいておりました。全員ではないのですが、下記の動画でみなさんが作成したTPSを紹介しておりますので、御覧ください。

振り返りとまとめ
 この授業では、フィジカルコンピューティング(電子工作)、デジタルファブリケーション(3Dプリンタなど)、そしてCGとゲームエンジンを扱います。前期はオンライン授業向きのUnityの学習を行いましたが、後期に感染状況が改善しているようであれば、対面授業でのフィジカルコンピューティングにもチャレンジしたいと思います。
 ゲームエンジンUnityの操作方法学習は、単にゲームを作って楽しもうということではなく、情報処理の授業で用いたようなCGなどの関連技術を、心理学の研究に応用していくことを目指しています。例えば授業のガイダンスで紹介した、VR空間内でCGの男性を殴る実験ですが、「相手と視線が合っているor合っていない」、「殴られた相手が痛そうな表情をするorしない」で、主観的な罪悪感や、それに伴う生体情報がどのように変化するのかを調べる実験に用いられました。3年生の授業用に、研究内容を紹介した動画を用意したので、興味がある方はご覧ください。

 少し込み入った話にはなりますが、「殴ったら罪悪感がある」ということは、そのぶんそのCGキャラクタを「生きた人間だ」と感じていたわけで、さらに心拍数や発汗のような生体情報でその罪悪感を数値化できれば、「そのCGキャラクタがどの程度人間っぽいのか?」をも数値化できるようになると考えたわけです。ロボットやCGなど、様々な非人間エージェントが我々の生活に進出してくる未来において、「人間らしく」感じさせる技術は間違いなく重要で、同時に大きな富を生み出します。そのような先端技術が、私達の住む心理学分野から出てもおかしくはありません。
 上記で紹介した事例は、この授業で扱う技術を応用したほんの一例に過ぎません。皆さんがこの授業で習得した技術・知識は、このような先進的な研究を行うための貴重なものであることを強調しておきたいと思います。後期は、この授業で作成した実験課題で、実際にデータをとる方法を扱っていきたいと思います。

リアクションの記入
 課題が終わった方は、下記リンクより、授業配信日を含め3日以内にリアクションを登録してください。ファイル等を送っていただく必要はありません。リアクションは出欠記録を兼ねており、その内容は成績評価の対象となることに留意してください。
心理サイエンス基礎演習1リアクション

13.データ分析とレポート作成1

データの分析
 前回までは、対面授業でデータを測定を行ってきました。チームによって進行度合いは異なりましたが、どうにか対面授業を実施し、多彩なデータがとれたことを嬉しく思っています。
 7/2~16は、動画を見ながらデータを分析して、 レポート化を行います。今日はまず、データ整理してグラフを書き、分析してみましょう。各チーム用の動画を作成したのでご覧ください。データは各チームのチャンネルから回収して下さい。

課題の提出に関して
 今回は、各自上記の動画を見て、「グラフ作成」と「統計処理」を実施し、結果のエクセルファイルをリアクションと一緒に7/8までに提出してください。わからない事がある場合は、Teams経由で気楽にご質問ください。
生理心理学実験リアクション