心理学情報処理基礎演習1

人間を理解するには、様々な方法で人間を測る必要があります。いろいろな刺激を人間にあたえたり、その反応を測ろうとするとき、さまざまな情報処理の知識が、きっと大きな助けになるでしょう。具体的には、コンピュータから映像や音を出したり、それに応じて生じた人間の反応を、やはりコンピュータを用いて、測り、整理し、わかりやすく説明できるようになる事が重要です。本講義では、これ らの過程において必要となる、各種情報機器の使い方を学習します。成績は、授業への参加度、課題提出率を考慮し、総合的に評価します。

本講義の目的
1.情報処理の中心となるコンピュータについて学び、1)その歴史、2)構成要素(ハードウェアとソフトウェア)、3)データ表現、4)ネットワーク、に関して基礎的な知識を身につけ、説明できるようになる。
2.心理学に関連付けた様々な情報処理課題(調査用紙の作成、調査結果の集計、データの視覚化)を、実際にコンピュータを用い行うことにより、文書作成ソフト、表計算ソフト、プレゼンテーションソフトを使えるようになる。

スケジュール
01.ガイダンス:授業の進め方、単位修得条件など(4/9)
02.コンピュータの歴史(4/16)
03.心理学におけるコンピュータ利用の実例(1)(4/23)
04.コンピュータの基本構造:ハードウェア(4/30)
05.コンピュータの基本構造:ソフトウェア(5/7)
06.嵐の印象データを処理する1(5/14)
07.嵐の印象データを処理する2(5/21)
08.心理学におけるコンピュータ利用の実例(2)(5/28)
09.恋愛の類型データを処理する(6/4)
10.CGを用いた実験の実施(6/11)
11.髭による印象変化の結果分析(6/18)
12.髭による印象変化の結果分析(6/25)
13.プレゼンテーション用データの測定(7/2)
14.プレゼンテーションの作成(7/9)
15.授業の振り返りとまとめ(7/16)

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