修論進捗_241113

1. 内受容感覚の測定法
 心拍数や質問紙以外に,皮膚温や,呼吸負荷の変化の知覚 (Harver et al., 1993),自己の血糖値 (Cox et al., 1985)血圧 (Pennebaker & Watson, 1988)による推定が行われている。

皮膚温による内受容感覚の測定(Laura et al.,2021; Laura&Henrik,2023
・Thermal Matching Task:参加者が以前に感じた温度を記憶し,それの再現性を評価する。前腕と手掌で温度感受性が異なることが報告されている。
・温度感覚が皮膚を通してどのように生体の内部状態に関する情報を伝えるか議論されている。皮膚温の感知は脳の島皮質などで処理され、これにより外界の温度と体内の温度のバランスを取るための行動が引き出される。

2. 修論のプレゼン準備
・M1の発表日:1月の下旬

3. AIアドバイザーの印象評定(予備調査?)

①人間

②人間以外(動物,カウンセリングロボット(中川,2023))

質問
・アドバイザーは,1人にするか,複数(2名)にして選択自由にするか
・予備調査を行う場合,キャラを作成するか,AssetStoreから何体か見繕うか

4. 全体の研究計画
・研究1:AIアドバイザーの印象評定
・研究2:AIの有無が自己最適化を促進させるか検討
・研究3:AIアドバイザーを入れて,この先10年を見据えた研究

研究3に取り入れる要素
①モチベーションの向上:アバター育成システムを設けて,デイリーミッションをクリアするとキャラクターの選択数やスキンが増える。
②毎朝5段階の主観評定を行い,さらにカメラから表情を計測し,健康管理を行う
③トレーニングコーチ:内カメラ, Fitbit, GPS, 自動音声を用いて,運動強度やフォームの修正をリアルタイムで行い,パフォーマンス向上を狙う
④スマホアプリと連動:アラームと連動し,睡眠時間HRVを基に任意で設定
⑤食事・運動:飲食店・スーパーまでのルートと,カロリー表示・食材の提案

=========================================================

ゼミ内でのメモ

1. 内受容感覚の測定法-皮膚温
・本研究では質問紙から内受容感覚の測定を行ったが、先行研究では質問紙による主観評価と、皮膚温などの客観指標では別のものを測っており問題視されている。
・だからといって、皮膚温を制御対象としているにも関わらず、心拍数で内受容感覚を測定するのもおかしな話。そのため、皮膚温による内受容感覚の測定を行う必要があるのではないか。

→展望として、皮膚温の内受容感覚の測定を行う、Thermal Matching Taskでこの問題を改善できるのでは?
→上記の相関表みても,心拍カウントと体温の内受容感覚の測定に有意な相関はみられていない。つまり,皮膚温は皮膚温の内受容感覚の測定がいいてことじゃない?あ

2. 印象評定
・背景と質問内容は同じにする
・AIアドバイザー4人×3質問で構成する
・使用尺度は,情報処理基礎演習で使用した対人印象評定(3因子)か,卒業生の木下さんが使用したBig5にするか。Big5は,特定の人物の印象評定もある(いつもと逆)。

*Big5の調短縮版で,TIPI-jがあるが相手の印象に使えるかは別のため,やはり橋本・古谷(2019)を使用する
*パンダのアセットは,UDPだから無理

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です