「3Dプリンタ」カテゴリーアーカイブ

Autodesk Tinkercadの操作方法

 操作方法を説明している動画を添付します。基本操作からちょっとこった操作まで,5分程度の動画で紹介されており,初心者におすすめです。Tinkercadは,こちらのサイトをクリック。

1. 基本操作とツール紹介
 Scribbleが描いた絵や文字を立体形状にしてくれる優れもののようだ。文字の生成もタイピングから作成できるため,ネームプレートの作成も楽々。物体の複製には,ctrl+c/vのショートカットから行えるようだ。

2. 保存方法
 Metasequoiaと同様に,(1)モデリングデータの保存と,(2)スライサーに出力用のデータ保存の2つに分かれる。(1)は自動保存で,(2)は右上のエクスポートから行う。

*モデリングデータは,都度モデリングデータに名前つけないと,一つのプロジェクト内に蓄積されていく気がする。

3. 物体の結合と切り抜き
 ブーリアンの処理は,Shiftキーからすべてのオブジェクトを選択して「グループ化」を選択するだけ。面も崩れることがないし,めちゃくちゃ簡単だな。

・結合:オブジェクトをすべて選択して,グループ化
・差:くり抜くオブジェクトのみを「穴」にして,(全て選択して)グループ化

4. 河童おじさんを作る
 これは,一から作るのではなく,完成した小道具を徐々に付け足すだけらしい。自分の中で一番衝撃があった。本当に楽だわ。

5. QRコードの生成
 こちらも,QRコードのオブジェクトが既にあるため作る必要がない。また,QRコードを読み取ったアクションとして,httpsのリンクや,文字の表示ができる。

3Dプリンターでとってもいい取っ手作り

今回は段ボールと3Dプリンターで作成した部品を使用して、乱雑に放置されたマウスとコントローラとMetaQuest3を収納する箱を作成しました。

 

まず、通販などで届いた商品の段ボールを既定のサイズにカットして、つなぎ目をテープで止めて、箱を作成します。その箱をそのまま使うのでもいいのですが、箱の耐久性を上げるために、箱の角の補強と箱の取っ手の二役をこなせる、「とってもいい取っ手」をTinkercadで作成しました。3Dモデルは上記の写真の通りです。こだわった点は、取っ手の部分を滑らかな半円にして触った時に痛くないように配慮したところです。

実際に印刷して箱に取り付けたものがこちらです。

箱と取っ手の接着は、箱に穴を開け取っ手の方に空いた穴と別に印刷したボルトとナットを使用し、ねじ止めした。ボルトとナットはthingiverseからダウンロードしたものを使用した。

武ねこ

====================================

*動画通りに作ってもいいですが、「私の思い描く猫はこんなもんじゃない!!」という方は、下記画像のように好きにアレンジしてください。

また、造形物のサイズ調整はMakerBotから行うので、今回はMetasequoia4でサイズの調整を行う必要はありません。

プリント手順Ⅰソフトウェア

造形物をプリントするためには、「ソフトで設計図を作成→プリント設定→プリント」この3ステップを踏みます。

一度に紹介すると長くなるので、今回はソフトウェア解説を行います。それでは、「コップかけ」を例にプリントまでの流れを見ていきましょうか。

・Metsequoia4

①  設計図作成

造形物の作成方法は、粘土と同じです。

切って、くっつけて、サイズを調整して…その繰り返しです。

複雑な形状の場合、「数mm大きくて合わない」といったミスが多発します。対策として、事前に紙に書いておくことをおすすめします。

② データ保存

名前を付けて保存→保存先を選択(今回はデスクトップ)して、「メタセコイア 旧型式オブジェクト(.mqo)]「wavefront(.obj)」の2つに保存する。旧型式が無い場合、中央画像の通り「Ver2.2互換(.mpo)」。

保存後、wavefront ファイルをダブルクリックして、Maker Botを立ち上げる。

・MakerBot

① エクストルーダー選択(左or右)

エクストルーダーがどうとか言ってますが、要は「左と右どっちでプリントしますか?」ってことです。プリンタによって、ノズルの太さが違うので注意。

1色でプリント:「left/right」のどちらか

2色でプリント:wavefrontで二つのファイルを作成(例:土台と文字)

その際、画面右上にあるsettingsの「Extruder Temperature(右)/Left(左)」も確認してください。使用するエクストルーダー温度が0℃だとプリントできません。

② プリント向き

左画像のようにめり込んでいると失敗します。3Dプリンタは、プレート接地面から上方向に組み上げていきます。今回は返し部分を考慮し寝かせています。

フィギュアなどプリントが安定しないものにはサポートをつけます。代償といってはなんですが、時間延長やクオリティの低下などが挙げられます。

③ フィラメント選択

E-151教室にあるフィラメントは、「ABS, TPU, PLA, NYLON」の4種類です。プリントする際は、使用するフィラメントと同じものを選択しないとプリントできません。

また、各3Dプリンタ(R2X(00号機), CPRO(01, 02号機))に応じた設定を選ばないとこちらもプリントできなくなります。

④ プリントスタート

3DプリンタのUSBケーブルをパソコンにつなげ「PRINT」をクリック!!

プリントが開始したら一層目は見守っておきましょう。ノズルが詰まっていることに気づかず時間を無駄にすることがよくあるのでね ( ー`дー´)キリッ

2枚目画像のようなエラー表記は、3Dプリンタを再起動してください。

とりあえず流れとしてはこんな感じです。

「もっと知りたいんだ、ぼかぁ!!」という方はログイン後、プリント手順①~③を参考にしてください。では、また次の回でお会いしましょう~

次のリンク先↓

プリント手順Ⅱ 3Dプリンタ

「プリント手順Ⅰ ソフト」の続きです。

今回は3Dプリンタを扱っていきます。setting画面が全て英語表記となっておりますが、「heat, load/unload」といった簡単なものなので気楽に読んでください。

・基本操作

左方向キー:Yesを選択すると一つ前に戻る

ok:決定

*ホーム画面にある「Print from SD」は使いません。

・Preheat:温め機能(いわば電子レンジ)

3Dプリンタはエクストルーダーを220°以上温めるとフィラメント(緑色の糸)を排出し、プレートを温めることでフィラメントが定着します。

そんなわけで、「3Dプリンタは温める必要があるよ~」という話なのですが、0℃→220℃以上温めるのにいやってほど時間がかかるんですよ(長いと10分ほど)。

そんな時に「Preheat」機能を使えば、10秒経たないうちにプリントが開始できます。ここまで時間の節約ができるなら使わない手はありませんね。なので、ご自身のプリントを終えたらすぐに「Preheat」してもらえると非常に助かります!!

コマンドは、

「Preheat→Platform・使う方のエクストルーダーを「ON」→Start Preheating」

*左右同時にエクストルーダーを温めることはできますがその分時間がかかります。また、00号機はRight/Left Toolと表示は異なりますが機能は同じです。

・Change Filament:フィラメントの読み込み/取り換え
「Utilities→Change Filament→Load/Unload」

左右のどちらかにフィラメントを読み込ませる/ 取り除く機能です。フィラメントがノズル等に詰まった場合、Unload後ピアノ線で押出してください。

こちらの機能も温めが必要で、事前にPreheatしておくと即座に交換できます。要は呼吸と同じで、常にPreheatしてその他機能を円滑に扱いましょう。

 

説明は以上です。

初めはややこしいかもしれませんが、同じことの繰り返しなので回数をこなせば大丈夫です。わからないことがあれば我々一同が優しく…優しく?対応いたしますので気を張らずバンバン挑戦してください。

さらば ( ゚Д゚)

カラフルなものを印刷できるのでは?

 私は2Dのものを立体的に作成しているのですが、どうしても2色刷りをしたいと思い、大栗君の動画を参考にプリントしてやろうと思いましたが、ヤツが妨害をしてくるのです。

 それが、ブーリアンという機能です。大栗君の動画を見たところ、ブーリアンの差を使用していましたが、ブーリアンは私には冷たく、なかなか思うようには働いてくれません、マジなんなんあいつって感じです。そこで、ブーリアンという工程をスキップし、2色刷りができないかと考えました。その結果、完成したのがこちらです。

 今回作成したのが、東京リベンジャーズの東京卍會のエンブレムです。見てください、ブーリアンなしでまあまあのものが作成できました。

 やり方として、まず、黒の土台と白い文字の2つを作成し、別々にmakerbotに読み込ませれば、別々のノズルで土台と文字をプリントすることが可能です。また、この際、土台はOn platfrom しますが、文字は土台の高さを計測してから高さの調節をするようにしてください。今回は、土台の高さが3mmだったので、文字の高さはプレートから3mmあげてプリントしました。

 また、重田氏とのやり取りで、調節さえうまくできれば3色以上のものをつくれるのではないかという仮説が上がるようになりました。そうなると、制作の幅が広がりますね。

PVセンサーのアタッチメント・改

※本記事は公開を想定して書かれています。

指用アタッチメントの3Dデータを,シンプルな構造にしました。

サポートなしでも印刷できます。

元データはこちら

=============================================================

しげた追記_240927
 AnkerMake用に,.stl形式のPVセンサーのアタッチメントを下記に添付した。おそらく,24年度科警研のブログにも投稿したかも。