「オープンキャンパス」カテゴリーアーカイブ

本郷OC資料_240816

紹介内容
1. 自作計測器の使い方を動画で紹介
2. 基板切削マシーンの使い方と,作成物の紹介
3. 3Dプリンタの過去の作成物を紹介
4. AI模擬人格との会話体験
5. その他:非接触AIによる表情計測

1. 自作計測器の使い方:ジェンガプレイ中の皮膚コンダクタンスを計測
 (パワーポイントのスライドで紹介しながら)従来の計測器は,「高価,サイズが大きい,操作が難しい」という問題があり,生体計測機の所有台数が少なかったり,そもそも大学に置かれていないケースがある。しかし,小型マイコンやデジタルファブリケーション技術を用いて,自作で計測器をすることによって,これらの物的・金銭的コスト問題が解消される。具体的には,1台あたり3,000円程度の手のひらサイズの計測器が開発でき,尚且つ50台と量産可能である。今回は,実際に開発した皮膚コンダクタンスの計測器と,バイオフィードバックというリラクゼーション法を用いて計測体験を行います。

さらに,生体計測のデモンストレーションを行い,4名の参加者によるジェンガ課題中の皮膚コンダクタンスを計測します。皮膚コンダクタンスは、ストレスや興奮時に変化し、その変化を測定することで、緊張状態や集中度を客観的に評価できます。この計測を通じて、どのような状況で緊張が高まるのか、またその影響がどのように現れるのかを実際に体験していただきます。生体計測は、健康管理だけでなく、パフォーマンス向上やリラクゼーションの研究にも応用できる重要な手法です。

2. 基板切削マシーンの紹介
 基板切削マシーンを使用する理由は,主に小型化と持ち運びの容易さ,そしてコストの削減にあります。(パワーポイントのスライドで紹介しながら)画像にあるように、装置自体がコンパクトであり,バックやズボンなどストラップとして身につけることが可能になります。さらに,基板切削マシーンは外部の製造業者に依頼することも可能なため,これらのサービスを利用して人的コストを削減することも可能です。

・切削マシーンの操作方法

3. 3Dプリンタの紹介
 3Dプリンタを使用する理由は,ケース作成の柔軟性とコスト削減,試作の反復性,そしてカスタマイズ性にあります。3Dプリンタは,デジタル設計を基に複雑な形状のケースを短時間で製作できるため,プロトタイプの迅速な作成が可能です。さらに、従来の製造方法に比べて材料費が安く,コスト効率が良い点も魅力です。また,3Dプリントは試作品の反復製作が容易で,デザインの微調整や改善を繰り返し行うことができ、市販のケースではサイズや強度が合わないオリジナルの計測器に対して,最適なケースを製作できます。

・過去の作成物

3. AIエージェント
 近年話題になっている大規模言語AIのChatGPTを活用したAIと会話できるアプリケーションです。今回紹介するAIエージェントは,「アイオワ州在住の陸軍兵士」「カリフォルニア在住のEV社長」「アラスカ在住の女子高校生」などと会話が楽しめます。

・AIエージェントの使用方法

4. その他:非接触AIによるオンライン対戦ゲーム中の表情を計測

・実験刺激

・ゲーム中の表情と皮膚コンダクタンスの変化

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準備する物

1. デジファブ機器
①切削マシーン
・切削マシーン
・両面テープ
・生基板
・六角レンチ
・掃除機
・マジックペン
・スクレーパー
・予備のドリル×3本
・Dell PC,PC充電器
・科研費で作成したM5の完成物

②3Dプリンタ
・3Dプリンタ(Anker)
・TPUフィラメント:透明,オレンジ,緑色など
・工具:ニッパー,ペンチなど
・過去の作成物:BF装置,M5,フィギュアなど

2. ジェンガ中の計測体験
・ジェンガ×2
・計測器:SC・HRの自作計測器×8台(予備含む)
・電極:箱ごと
・計測器の充電器×2
・手袋×6(予備含む)

3. AIエージェント
・PC:MSI01, 02の2台
・PCの充電器×2
・Webカメラ×2:1台はタクトスイッチがついてるカメラ

(4. 表情の非接触計測→PCとカメラはAIエージェントと同じ)
・タブレット:実験室の水色のタブレット×2
・タブレット置き:木材で作成したタブレット置き

プレゼン資料