卒論進捗_231027

進捗

1. 二次の交互作用の下位検定を「R」で分析できた (分析方法は152ブログにて)
2. 特性尺度MAIAの分析を行った (下記画像は各因子の説明)

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分析1
 MAIAの8因子をそれぞれ高群/低群に分け, 皮膚温変化量を従属変数として, 「2(群:高群, 低群)×4(訓練回:1~4回目)×2(訓練方向:上昇, 下降)」の3要因混合計画の分散分析を行った結果, いずれの因子においても群の効果は有意でなかった

質問1
 卒論の本文内に上記の結果を記述する場合も同様に, 統計量を記載せず, 「いずれの因子においても群の効果は有意でなかった」と記述するのでしょうか。

分析2→因子1, 4, 5で群の効果・交互作用が有意であった。
 MAIAの8因子をそれぞれ高群/低群に分け, 皮膚温変化量を従属変数として, 「2(群:高群, 低群)×2(訓練方向:上昇, 下降)×5(期間:1~5分)」の3要因混合計画の分散分析を行った。なお, 二次の交互作用の下位検定の分析の流れについて確認を行うため, 因子1のみ全文載せました。

因子1:気づき(身体感覚)
 3要因混合計画の分散分析を行った結果, 群×訓練方向×期間の交互作用のみ有意であった(F(4, 48)=2.32, p<.10)。
 群×訓練方向×期間の交互作用が有意であったため, 群の水準別に訓練方向×期間の単純交互作用の検定を行ったところ, 高群における訓練方向×期間の単純交互作用は有意であった(F(4,48)=6.17, p<.01)。低群における訓練方向×期間の単純交互作用は有意でなかった(F(4,48)=0.53, n.s.)。高群における訓練方向×期間の単純交互作用は有意であったため, 単純・単純主効果の検定(α=0.35)を行ったところ, 高群と上昇訓練における期間の単純・単純主効果が有意であった(F(4,48)=4.16, MSE=0.022, adjusted p=0.135)。
 そこで, Holm法による多重比較を行ったところ, 高群と上昇訓練において, 1分と4分, 5分の間, 2分と3分, 4分, 5分の間, 3分と4分, 5分の間で有意であった(ps<.10)。つまり, 高群と上昇訓練において, 訓練時間が経つにつれて, 皮膚温変化量が有意に高くなったと言えた。

質問2(図の作成方法)
 上記, 分析結果を図に表す場合, 左図のように両群か, もしくは右図の「高群における訓練方向×期間の単純交互作用」のどちらでしょうか。

質問3(有意水準)
 単純・単純主効果の有意水準について質問があります。Rで単純・単純主効果検定を行った際, 「高群と上昇訓練における期間の単純・単純主効果が有意であった(F(4,48)=4.16, MSE=0.022, adjusted p=0.135)」で有意であったと出力されましたが, 有意水準は0.05ではなく, α=0.35を基に判断するのでしょうか。
 また, 単純・単純主効果が有意でない場合, 「単純交互作用→多重比較」の順で分析を行うのでしょうか。

①Rの出力結果_単純・単純主効果の検定

> tx7 # 単純・単純主効果の検定 (α=0.35推奨)
               SS df1 df2    MSE     F adjust_p
B at_A1_C1 0.0007   1  12 0.1659 0.0040   0.9742
B at_A1_C2 0.0612   1  12 0.1659 0.3690   0.9135
B at_A1_C3 0.1495   1  12 0.1659 0.9007   0.9135
B at_A1_C4 0.3464   1  12 0.1659 2.0879   0.9135
B at_A1_C5 0.4369   1  12 0.1659 2.6331   0.9135
C at_A1_B1 0.3608   4  48 0.0217 4.1621   0.1358 ←A1-B1におけるCが有意
C at_A1_B2 0.0357   4  48 0.0217 0.4117   0.9135

②二次の交互作用の下位検定の記述例(一丸, 2021)

因子4:注意制御(身体感覚への注意)
群×期間の交互作用のみ有意であった(F(4, 48)=3.37, p<.05)。
 →期間の単純主効果が高群において有意であった(p<.01)。
 →Holm法による多重比較を行ったところ, 1分と5分, 2分と5分, 3分と5分で有意であった(ps<.05)。つまり, 高群において, 訓練時間が経つにつれて, 皮膚温変化量が有意に高くなったと言えた。

因子5:感情への気づき (身体と感情の関連性)
・群の効果のみ有意であった(F(1, 12)=3.57, p<.10)。
 →つまり, 低群より高群の皮膚温変化量が有意に高かったと言えた。

因子2, 3, 6~8
・群の効果および交互作用は有意でなかった。

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質問

・上記, 質問1~3について =======================================================================

やること

・実験Ⅱの考察を執筆
・実験Ⅰのプログラム解説を付録化
・ブログに添付したものに加え, 引用文献を探す

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回答

・村井先生に確認したところ, 5%水準で判断でいいとのこと。α=0.35は, パッケージのなんらかのルールかもしれないみたいだ。
・例)群×期間の交互作用で有意であった場合, 訓練方向の図は本文に載せない。ただし, 結果の解釈としてゼミの進捗などには添付する。
・有意傾向の場合, 総括として「高い/低い傾向にあった」と記述する。1%, 5%の場合, 「高かった」とする。
・MAIAの分析に関しては, 8因子あるため, 分析結果を表に表し

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