日別アーカイブ: 2024年6月11日

ゼミ進捗報告_6回目

報告内容
1. MAIA相関係数の算出
2. 研究Ⅰの論文

質問
・Fitbit Charge4の配布→サイエンス応用の受講者(Googleアカウントの作成?)

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1. 内受容感覚と皮膚温変化量の相関係数の算出
 卒論の内受容感覚の分析結果では,「①気づき因子,②注意制御因子,③感情への気づき因子」に群の効果がみられた。先行研究(櫻井・清水,2018)では,内受容感覚を測定するMAIA尺度・心拍カウント・心拍弁別課題の相関係数を算出しているため,これに倣い相関係数を算出した。

①MAIA尺度得点×MAIA8因子×皮膚温変化量

②MAIA尺度得点の高群・低群別×皮膚温変化量

2. 研究Ⅰの論文

2. 近年,自作計測器が流行る

近年、自作の計測器が注目を集めています。これは、低コストでカスタマイズ可能な計測器を容易に製作できるようになったためです【Green & Dawson, 2021】。デジタルファブリケーション技術の進歩により、3Dプリンターやレーザーカッターを使って自作の医療機器や研究用機器を製作することが一般的になってきました【Adams et al., 2022】。これにより、特定のニーズに合わせたカスタマイズが可能となり、既製品では実現できない機能を持つ計測器が作られるようになっています。

特に、Arduinoのようなオープンソースのハードウェアプラットフォームの普及が、自作計測器の製作を一層容易にしました【Baker, 2021】。Arduinoは、多様なセンサーやアクチュエーターとの互換性があり、専門知識がなくても簡単に扱えるため、エンジニアや研究者だけでなく、一般のユーザーにも広く利用されています【Mellis et al., 2020】。このような背景から、自作計測器のコミュニティが拡大し、情報交換や技術支援が活発に行われています【Anderson & Tushman, 2021】。

さらに、自作計測器は教育現場でも活用されています。学生が実際に計測器を組み立て、プログラミングを行うことで、理論だけでなく実践的なスキルを身につけることができます【Smith & Caruso, 2021】。このように、自作計測器の流行は、研究や教育の現場において新しい可能性を開拓しています。

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引用文献:櫻井・清水(2018)

Whisper_文字起こしAI

はじめに
 噂によると,OpenAI社のWhisperという文字起こしAIの精度がとても高いようだ。学部2年の時に20分程度の面接法を行ったが,手作業で1文字ずつ文字起こしするのがとても辛かった思い出がある。そこで,AIが普及している今これを解消できるのでは?と思い試した記録をのこす。

1. Whisper_Web版:簡易版リンク
 こちらのWeb版Whisperは,ソフト不要で扱えるようだ。試しに,1分程度の音声合成AIのボイスで因子分析の解説音声を読み込ませてみたら,修正不要だった。20分程度の肉声動画ファイルもほぼほぼ修正不要であった。

操作方法は,「Audio file→音声ファイルをドラッグアンドドロップ→Transcribe→送信」で終了。translateを選択すると翻訳もできる。

Whisperは,どの形式の動画ファイルも読み込むことができる。この利点は,一台のスマホでメインの作業(例えば,通話やカンペを見る)を行い,バックグラウンドで録画できることだ。旧式のレコーダーいらずで,スマホ1台あれば事足りそうだ。録画は,カメラや下記画像のレコーダーアプリなどから行える。

 

2. Whisper_ソフト版使い方,無料ソフト

Web版の他に,ソフト版のWhisperがある。こちらは,プログラムを書かないといけないが,ソースコードはネットに掲載されており,APIキーも取得できるようだ。

ソフト版のメリットは,Web版に比べ多機能であること。その中の一つに,環境音を限りなく除去できるということ。上記画像2枚が,その一例のようだ。

3. 応用方法
 実際に面接を行ったデータをWhisperに読み込ませると,出力結果は下記のように文章が全てつながった状態で出力されてしまう。そこで,ChatGPT-4oに会話形式で出力してもらったところ,見事調査者と対象者に分かれ文章の誤字脱字も訂正してくれた。

しかし,所々語尾が変わったり,脱字の修正が適切でない場合があるため,プロンプトを練り直すこと,録画に気を付けること,そしてファクトチェックをすること。人間の仕事は,AIが出力した結果を確認し,指示を出すことで済みそうだ。