報告内容
1. MAIA相関係数の算出
2. 研究Ⅰの論文
質問
・Fitbit Charge4の配布→サイエンス応用の受講者(Googleアカウントの作成?)
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1. 内受容感覚と皮膚温変化量の相関係数の算出
卒論の内受容感覚の分析結果では,「①気づき因子,②注意制御因子,③感情への気づき因子」に群の効果がみられた。先行研究(櫻井・清水,2018)では,内受容感覚を測定するMAIA尺度・心拍カウント・心拍弁別課題の相関係数を算出しているため,これに倣い相関係数を算出した。
①MAIA尺度得点×MAIA8因子×皮膚温変化量
②MAIA尺度得点の高群・低群別×皮膚温変化量
2. 研究Ⅰの論文
2. 近年,自作計測器が流行る
近年、自作の計測器が注目を集めています。これは、低コストでカスタマイズ可能な計測器を容易に製作できるようになったためです【Green & Dawson, 2021】。デジタルファブリケーション技術の進歩により、3Dプリンターやレーザーカッターを使って自作の医療機器や研究用機器を製作することが一般的になってきました【Adams et al., 2022】。これにより、特定のニーズに合わせたカスタマイズが可能となり、既製品では実現できない機能を持つ計測器が作られるようになっています。
特に、Arduinoのようなオープンソースのハードウェアプラットフォームの普及が、自作計測器の製作を一層容易にしました【Baker, 2021】。Arduinoは、多様なセンサーやアクチュエーターとの互換性があり、専門知識がなくても簡単に扱えるため、エンジニアや研究者だけでなく、一般のユーザーにも広く利用されています【Mellis et al., 2020】。このような背景から、自作計測器のコミュニティが拡大し、情報交換や技術支援が活発に行われています【Anderson & Tushman, 2021】。
さらに、自作計測器は教育現場でも活用されています。学生が実際に計測器を組み立て、プログラミングを行うことで、理論だけでなく実践的なスキルを身につけることができます【Smith & Caruso, 2021】。このように、自作計測器の流行は、研究や教育の現場において新しい可能性を開拓しています。
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引用文献:櫻井・清水(2018)