Green, 1977 温度BFTモデル

はじめに
STBFと訓練回の制御成績は, 濱田・下川(2002)の論文で説明されている通りグリーンモデルで説明できることに気づいた。内受容感覚もこっから引用できる。

BFの最終段階(大隈, 1986)

①外的FB依存段階:イメージ方略や装置のFB機能をもとに,制御訓練を行う
②内的制御段階:「気づき+注意」で,体内にFB環が成立し,装置いらずになる。

訓練回

・計測1, モデル1
 STBFの事前説明により, 自発性低下の阻止。心身の回路は閉じているため, 制御成績は低い状態であり, ST変化は非随意的である。STコントロールできない。

・計測2, モデル2
 各種FBと身体内部の感覚の違いに注意を向け(ぼんやりとしたレベル), 回路5から身体内部の感覚の違いに気づき「何となく重感・温感がわかる」とST上昇が感覚的に知覚される。受動的注意・イメージ方略の葛藤。

・計測3, モデル3
 身体内部の変化・心的状態の変化の気づきを学習し, 心身の関係のスキーマを構築する。各種FBから心身の状態に気づき, 自己制御の回路に結び付く。

・計測4, モデル4
 上下方向のコントロールが自発的に行える。BF装置がなくても制御が成立し, リラクゼーション効果や薬物のように感受性を低下させることもなくなる。

*今回の場合, モデル3止まりになる。FBなしで計測していないため。

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