進捗
1. 装置10台作成
・10台分作成完了
・毎週10人計測中→7~8月まで
・ストラップを100均で追加購入
・新しい3Dプリンタでケース作成
2. イメージ方略の選択
選択
訓練2週間後の参加者が「イメージなし方略」を選択するようになった。
理由
・温冷感, 情動イメージなどイメージするネタが尽きた
・イメージ無しだとイメージする手間が省けて皮膚温制御に没頭できる
しかし、イメージ方略を使用して慣れてきたため、訓練1週目からイメージ無しは難しいかもとのこと。そのため、訓練1週目にイメージ方略(情動, 温冷感)で感覚を掴み、以降イメージ無しで訓練を行う方法は有効?実験Ⅲや分析
3. Processing3.5.4
安静終了の合図を液晶ディスプレイ, シリアルモニタに表示するようにした。さっそく実験に導入し、動作上の問題は今のところ見られない。
4. 3週間の訓練を終えた感想
①自宅などでの訓練
・訓練を負荷と感じず、むしろリラックスできる時間となった。楽しい
・毎日寝る前に訓練を行う習慣をつけたら、眠りやすくなった。
・当初より上達した、コツを掴めた
・学内で装置を身に着けている人と訓練した
・自分の体の変化に気を向ける機会がついた
②改善点
・エンターテインメント性は欲しい(訓練が上手くいくとモニタに犬の画像などランダム表示。日によって変われば、訓練のモチベアップ?)
・自宅での訓練で、安静2分が面倒(いきなり訓練を始めたい)
・モニタの数値だとわかりづらいため、折れ線グラフとかにしてほしい
5. 生理指標
大学での各訓練期間別の皮膚温制御成績を図に示した。訓練3週間後以外、訓練間であまり差はみられない。
・訓練初日12名
・1週間後8名
・2週間後5名
・3週間後5名
6. 心理指標(RSES-J)
心理指標RSES-Jの平均得点を図に示した。「訓練初日~3週間後」までの実験参加者5名を対象に、1要因4水準参加者内の分散分析を行った結果、有意差は認められなかった。
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質問内容
・プロセッシングのエラー
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やる事
・参加者16~18名を今月中に取る
・装置の修繕
・研究計画書の作成
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ご指摘
・Processingの問題に関しては、配列の問題。要はプログラム側で指定したデータ容量の値が不足しているため、500から900や1200に変更すれば解決される。
・生理指標の分析に関しては、長野・廣田先生の論文のように皮膚温変化量を算出する。基礎実験の皮膚温計測のように、「安静・課題期間の最後1分間」を基準に変化量を算出する。下記動画が変化量の算出例。
「皮膚温変化量=課題期間-安静期間」
統計処理
・各期間:1要因4水準の分散分析/2要因4水準の分散分析(訓練による)
・訓練別:上昇・下降訓練で対応ありのt検定を行う