日別アーカイブ: 2024年10月11日

Fitbitデータの取得手順

 Fitbit研究を行う上で,実験初日にデバイスとアプリの同機・記録,トークン認証などやる事が比較的多いため,こちらのブログに実施手順をまとめる。Fitbitデータ取得に用いるプログラムは,152ブログに「Fitbit自動管理化の巻」というタイトルで掲載しています。

開発環境の設定
 Fitbitデータを取得するPCの環境設定は,下記のブログを参照してください。心理サイエンス応用で使ったブログでも可。

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実験当日の全体的な流れ
1. Fitbitアプリをインストールする(参照)
 インフォームドコンセントを行った後,AppleStoreからFitbitアプリをインストールする。次に,Fitbitアプリを開いて,デバイスのバージョン選択(Charge4,6)とプライバシーポリシーに同意する。Fitbitアカウントを作成し(新規もしくはGoogleアカウント),Fitbit端末と連携しているかを確認する。

*Fitbit端末の充電残量が不足しがちのため,充電しながらアプリをインストール

2. Fitbitアプリの説明
・アプリの機能を説明する(生理・行動指標の見方,LINEとの連携可能など)
・「1日1回アプリ画面を開いてデータの更新」を行うように教示する
・デバイスを充電するタイミングは,お風呂の時

3.Fitbit_API取得(参照)
 Fitbit開発者サイトにアクセスし,「Manage→RegisterApp→ManageMyApps」からClient_ID/Secretを取得する。

4. トークン取得・データ取得
 Fitbitデータを自動取得するうえで,「アクセス・リフレッシュトークン(以下AT・RT)」を取得する必要がある。これらトークンを取得する方法は下記のブログを参照してください。一先ず,「(1)getTokens.py,(2)refreshTokens.py」でトークン取得の動作チェックを行い,「(3)FitbitDetaUploader.py」でphpにグラフ送信と,UnityのUserID・Passwardを作成する。

*トークン認証できない場合は,protolabのpythonフォルダで動作確認を行う。
*各種プログラムの役割:「(1)getTokens.py→トークンの取得」,「(2)refreshTokens.py→fitbituserフォルダの作成」「(3)FitbitDetaUploader.py→グラフ作成しphpに送信」

5. アプリの動作チェック
 phpにある,users.csvからClient_IDに対応したUserID・Passwardを実験参加者に配布する.Unityアプリでも確認でき,グラフが正常にアップロードされているかを確認する.

↑ここまでは,参加者と必ず行う。Client_IDとトークン認証が行えていればok.

*PCの環境設定を終えたうえで,データ取得できない場合は,プライバシーポリシーに同意していない可能性が高い。

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デバイスの管理
・端末の掃除:ベルト部分が着脱可能なため,水洗いする
・防水・温熱耐性:本体は防水使用だが,過度な水洗いと高温に注意
・データ管理:実験終了後は,ファクトリーリセットを行う

*ベルト部分が汚れがちのため,実験参加前に洗った方がよさげ