ストレスと自律神経反応
今回は、ストレスと身体反応の関係に注目し、
「1.セリエのストレス学説」
「2.キャノンのホメオスタシスと緊急反応」
「3.ラザルスとフォークマンの認知的評価モデル」
「4.ホメオスタシスとアロスタシス」
などのテーマを解説していきます。また、ストレスマネジメント手法のひとつであるリラクセーションとして、自然映像の視聴が感情にあたえる影響を調べます。詳しくは下記の動画をご覧ください。
課題:自然映像によるリラックス効果の検討
この授業の後半では、簡単な実験をしてみようと思います。おおまかな手順を以下の動画にまとめましたので、まずはこちらをごらんください。
それでは、実験を始めましょう。まずは、上の一般感情尺度の紙を印刷し、手元にご用意ください。準備ができたら、「課題前」のところに、今現在の気持ちを、「まったく感じていない」から「非常に感じている」の4段階で回答していきましょう。20問の回答が終わったら、ポジティブ感情、ネガティブ感情、リラックス状態の得点を計算してみましょう。「まったく感じていない」を1点、「非常に感じている」を4点とし、各質問項目の右側の四角に点数を書き込み、さらにそれらを縦方向に合計し、P,N,Cの各合計点を算出しましょう。これで、課題前の感情状態の計測は終わりです。
次に、リラックス課題を実施しましょう。今回は自然映像の視聴です。下記の映像を2分間視聴してください。その際、できれば画面を最大化し、事前に音量を適切な量に調整してください。また、できればイヤホンやヘッドフォンを用い、できるだけ一人で視聴するようにしてください。映像の視聴が終わったら、「課題後」の回答欄に、「課題前」と 同様に回答し得点を計算していきます 。
課題前と課題中の 得点が計算できたら、エクセルを使ってグラフを作成していきましょう 。一般感情尺度は、ポジティブ、ネガティブ、リラックスの3種類の感情を測定できます 。自然映像を視聴することで、これらの感情がどのように変化したのかを、グラフにわかりやすく示してみましょう。
今回授業の課題提出
今回の授業に対するリアクションを一週間以内にこちらからお送りください。リアクションの内容も評価の対象となることにご留意ください。
最終テストでの課題
最終テストでの課題として私の回を選んだ学生さんは、今回用いた以外のリラックス課題(他の映像・音楽・香り・運動・読書など)を用い、同様に感情状態を測定し、レポートを作成してください。作成したレポートは「リラックス課題による感情変化」というファイル名で保存し、こちらのフォームより2022年の1/19(水)までに提出してください。