心理サイエンス基礎演習Ⅱ-02

前回授業コメントへのフィードバック
 前回はガイダンスであったので、それほどフィードバックすることもないのですが、動画を用意したのでご覧ください。

この授業で学ぶことの意義は?
 この授業では、Unityのような最新技術に触れつつ、人を測る様々な方法を学びます。社会を変えるには、まず人間を測らないと始まりません。社会を良くする方法を思いついたら、それを行う前後で人々の考えや行動を測定し、変化を見定める必要があります。最新技術を活かし、心理学を用いて人の行動を、言い換えれば社会を変えることのできる人材を目指しています。そういう意味で、この授業は本学の授業群の中でも、かなり野心的な内容となっています。楽しみながらたくさん学んでください。

実験刺激の作成(1)
今回の実験刺激に使用するアセットは、下記のものです。新しいプロジェクトを作成し、予めこれらのアセットをインポートしておきましょう。
Standard Assets (for Unity 2018.4)
Terrain Toolkit 2017
Shed, Tools, Bridge and Fences
AllSky Free – 10 Sky / Skybox Set
Rock package

今回の実験では、空2種類、池の有無で、計4種類のシーンを作成します。つまり、青空・池あり、曇り空・池あり、青空・池なし、曇り空・池なし、の4種類です。下記の動画を見ながら作成していきましょう。

フォームの作成方法(1)
 
Web上で入力フォームを作成し、データを収集するスキルは、なにかにつけ有用なので、これを機に学習しましょう。手始めに情報処理基礎演習などでも暑かった一般感情尺度をWeb化してみましょう。
 一般感情尺度は、肯定的感情(PA)、否定的感情(NA)、安静状態(CA)の3因子構造で、各因子8項目、計24項目の質問紙です。Web上で回答すると、ちょっと長すぎて参加者がイライラするかもしれません。論文中、Table3を参照し、各因子で因子負荷量が高いもの4項目をセレクトすると、

PA:活気のある、楽しい、充実した、陽気な
NA:びくびくした、うろたえた、恐ろしい、そわそわした
CA:ゆっくりした、ゆったりした、平穏な、のどかな

となります。この12項目で、作成することにしましょう。作成方法は、

1.office365にログインする
2.Formsアプリを選択する
3.フォームを作成する
4.共有用リンクを取得し動作検証する

のような手順です。下記動画を参照しながら皆さんも作成してみてください。

動画の最後の方に、回答結果をエクセル形式で取得する部分があります。回答結果がどのようにエクセルファイルに保存されているか、確認しておくようにしましょう。

リアクションの記入
 課題が終わった方は、下記アドレスからリアクションを登録してください。先週と同じように、Unityで作成した刺激の動画を添付して下さい。リアクションは出欠記録を兼ねています。また、成績評価の対象となることに留意して下さい。原則として授業開催日を含め3日以内に送るようにしてください。
心理サイエンス基礎演習2リアクション