卒業論文演習-01

ガイダンス
 これから卒論を書き上げるまでの約1年間、どうぞよろしくお願いいたします。 今年度はこのような状況で、実験心理学を学ぶ我々としては、なかなかきついものがありますが、来春ぐらいからは対面授業と再会できるのではないかと考えて います。

授業の進め方
 この授業では、皆さんの卒論の計画を共有し、「計画を実行するにはこのような点を具体的にしなければならないのではないか」、あるいは「このような要素を追加するとより面白くなるのではないか」などの意見をお互いに出しあい、楽しみながら計画をブラッシュアップしていければ良いなと思っています。
 皆さんに提出いただいた研究計画を見ました。かなり具体的に記述されているものもあれば、まだまだふわっとしたものもあります。具体的な計画を決めかねている人や迷ってる人は、 他のメンバーの計画を知ることで、自分の計画も具体的に仕上て行けるのではないかと思っています。計画をすすめる上で基本的な注意点を以下に述べました。

・生理指標にはこだわらない(使わなくても良い)。
・独立変数と従属変数を明らかにしてほしい。
・実験計画を明らかにしてほしい。
・実験スケジュールを明確にしてほしい。

 独立変数は、具体的に言えば実験刺激のことで、どのような画像を、音楽を、動画を、どのような状況で用いるのか、など出来る限り具体的に書いていきましょう。従属変数は、測定する指標のことで、大まかに分けて心理指標と生理指標があります。生理指標であれば、心拍数、発汗、 皮膚温度など 、心理指標であれば、 一般感情尺度や多面的感情状態尺度など、 具体的な指標の名前を記述していく必要があります。実験計画は、どのような条件、 あるいは群構成を用いるのか、 それぞれの条件や群に何人の参加者を割り当てるのかを記述します。実験スケジュールは、安静状態を何分、 課題を何分行うなど、 図表で示していただくとわかりやすいと思います。

来週以降
 今回はガイダンスとし、 来週以降は以下の表のような順番で、各メンバーの研究計画を扱っていきたいと思っています(途中にあやめ祭と創立記念日があり、 日程が若干イレギュラーになっているのでご注意ください。)。各自、期日までに自分の研究計画を、この授業のチームの「一般>研究計画」フォルダに アップロードしておくようにしてください。

18HP101 相原 菜々子 9月25日
18HP113 大野田 龍二 10月2日
18HP122 栗山 愛佳 10月9日
18HP123 河野 卓哉 10月30日
18HP202 安彦 雅友 10月31日
18HP206 伊藤 馨 11月6日
18HP210 内山 嶺治 11月7日
18HP221 木下 開貴 11月13日
18HP230 佐藤 唯人 11月20日
18HP249 馬場 玲音 11月27日
17HP101 會田 圭輔 12月4日

 授業当日は、アップロードされた研究計画を各自が参照し、気がついたことをリアクションとして提出していただきます。 それらを次の週に集約し、 私からもコメントを行いますので、担当者はそれらを基に自分の計画を修正してくだされば良いと思います。実際にやってみないとわからないこともあるのですが、大まかにこのような手順で進めてまいりたいと思います。途中で不都合があるようであれば、随時改善していきたいと思います。

リアクション
 今回の授業に対するリアクションを、こちらのフォームからお送りください。出欠記録を兼ねており、成績評価の対象ともなりますので、毎回必ず送信するようにしてください。授業の効率を改善するためのアイデアなどもあれば是非お知らせください。

その他
 この授業は、オンデマンド方式で進めていきます。したがって、 必ずしも授業の開催時間に受講する必要はありませんが、リアクションは開催日のうちに提出するようにしてください。また、研究計画などをより具体的に話し合いたい人は、授業時間中にTeamsのチャットから話しかけて下さい。文字チャットでも音声通話でも、マンツーマンでも3~4人の小グループでも、必要に応じて対応していきたいと思います。