前回リアクションへのフィードバック
Arduinoを実際に使い始めるところまで来ましたが、直接機材を使って作業することができず残念です。来週以降は別の機材を貸出して実施できると思います。
Arduinoで計測する
今日はArduinoを使って温度を計測してみましょう。まずは下記の画像を参考に温度センサーとArduinoを接続しましょう。
具体的には、
1.ArduinoのUSBケーブルを抜く(つまり電源を切る)。
2.赤ラインを5Vに,黒ラインをGNDに,白ラインをA0に接続する。
3.USBケーブルを再接続する(つまり電源を入れる)。
の順序で行います。赤と黒はセンサーの電源で、黒と赤の線の間に5Vが発生しています。配線を間違えるとセンサーが壊れる恐れがあるので、よく確かめてからUSBケーブルを再接続するようにしてください。
Arduinoにプログラムを送る
それでは下記動画に従ってプログラムを動かしてみましょう。
LM35DZ1
単純に温度を表示する。シリアルモニタ,シリアルプロッタで表示してみよう。
double mV,temp;
void setup() {
Serial.begin(9600); // シリアル通信の初期化
analogReference(INTERNAL); //参照電圧を1.1vVに設定
}
void loop() {
mV = (double)1100/(double)1024 * analogRead(0);
temp=mV/10; //電圧を温度に変換
Serial.print(mV); //電圧表示
Serial.print(",");
Serial.print(temp); //温度表示
Serial.println();
delay(100);
}
LM35DZ2
1000サンプルの平均温度を表示する。
double mV,temp;
double sum,average;
void setup() {
Serial.begin(9600); // シリアル通信の初期化
analogReference(INTERNAL); //参照電圧を1.1vVに設定
}
void loop() {
sum=0;
for(int i=0;i<1000;i++)
{
mV = (double)1100/(double)1024 * analogRead(0);
sum=sum+mV;
}
average=sum/(double)1000; //1000回計測し平均を計算
temp=average/10; //電圧を温度に変換
Serial.print(average); //平均された電圧表示
Serial.print(",");
Serial.print(temp); //温度表示
Serial.println();
delay(50);
}
LM35DZ3
1秒間隔でできるだけ多くサンプルし平均温度を表示する。
double mV,temp;
double sum,average;
long t,t0,cnt;
void setup() {
Serial.begin(9600); // シリアル通信の初期化
analogReference(INTERNAL); //参照電圧を1.1vVに設定
cnt=sum=0;
}
void loop() {
t0=t;
t=millis(); //現在時刻をms単位で取得
mV = (double)1100/(double)1024 * analogRead(0);
sum=sum+mV;
cnt++;
if(t0/1000 !=t/1000){ //1秒(1000ms)毎に平均算出
average=sum/(double)cnt; //平均を計算
temp=average/10; //電圧を温度に変換
Serial.print(cnt); //サンプル数表示
Serial.print(",");
Serial.print(average); //電圧表示
Serial.print(",");
Serial.print(temp); //温度表示
Serial.println();
sum=0;cnt=0;
}
}
簡単な実験の実施
それでは、下記動画のインストラクションに沿って、簡単な実験をしてみましょう。ストレス刺激動画の部分は、気分が悪くなるかもしれないので、てきとうに飛ばして御覧ください。実験をスムースに行うのは、なかなか難しいかもしれません。安静から課題、課題から安静など、期間の切り替わる際は、早めに次の行動に移れるよう準備しておくようにしましょう。
実験刺激は動画にしましょう。先週話題に上がった1.Goproの過激スポーツ映像、2.建設中の超高層ビルに勝手に登っちゃう映像、3.虫が食事をする映像、の3種類を用意しました。他の動画がみたい方は、自分で3分程度のものを選んでくださっても結構です。
リアクションの記入
課題が終わった方は、下記アドレスからリアクションを登録してください。今日対面で受講した方は、自分が測定した皮膚温のグラフ(エクセルファイル)を添付してください。ファイル名は、「皮膚温の計測結果」としてください。リアクションは出欠記録を兼ねています。また、成績評価の対象となることに留意して下さい。リアクションは原則として授業開催日を含む3日以内にお送りください。
心理サイエンス基礎演習2リアクション