前回授業へのコメント
課題ファイルは、概ね問題なく記述できているように思いました。統計量が部分的にイタリックになってないケースが散見され、「群」を「郡」とするなどの誤字も見受けられました。他にもいろいろお答えしておりますので、詳しくは下記のフィードバック動画をご覧ください。
ところで、先週フィードバック動画中でお伝えしたのですが、念の為もう一度ここに文章で記します。レポート剽窃は、試験のカンニングなどと同等の不正行為として扱われます。写した方も写させた方も両方処分をうけるのでその点もご理解ください。
今日の課題:自己紹介中の皮膚温変化は人格によって異なるか?
今日は、別のデータを使って分析をしてみましょう。50名の学生が、前安静(4分)→自己紹介課題(4分)→後安静(4分)のスケジュールで実験に参加し、その間の皮膚温が測定されました。皮膚温は2分を1blockとして平均が求められました(計6block)。実験後に、NEOFFIによる人格検査が行われ、神経症傾向が特に高い15名と、特に低い15名が抽出されました。人格(神経症傾向)の違いによって、自己紹介課題中の皮膚温変化に差はあるのでしょうか?高群低群あわせて30名、6blockぶんのデータを「人格と皮膚温」というエクセルファイルにまとめました。前回の方法を参照しながら分析してみましょう。
2要因混合計画の分散分析によって皮膚温変化を検討し、前回と同様の手順でワードファイルを作成してください。水準が多く多重比較の記述がややこしいですが、「○と○の間、○と○の間、○と○の間に有意な差があった(ps<.05)」などのように、差があるところを列挙し、無いところは記入しない方式で書くことにしましょう。その他、グラフは白黒で作成し、統計量などのキーワードをイタリックにするなど、これまでに学んだ事を活かして記述していきましょう。また今回は、グラフと統計処理の結果からどのような事が読み取れるか考えて、統計処理の後に文章で記述してみましょう(3-4行程度)。
リアクションの回答と課題の送信
上記の作業を実際に行い、作成されたワードファイルを「人格による皮膚温変化の違い」という名前で保存し、こちらから送信してください。リアクションは、出欠記録を兼ねていますので、授業が行われた日のうちに送信するようにしてください。課題を提出するだけでなく、リアクションも記入することを忘れないように!