人間を理解するには、様々な方法で人間を測る必要があります。いろいろな刺激を人間にあたえたり、その反応を測ろうとするとき、さまざまな情報処理の知識が、きっと大きな助けになるでしょう。具体的には、コンピュータから映像や音を出したり、それに応じて生じた人間の反応を、やはりコンピュータを用いて、測り、整理し、わかりやすく説明できるようになる事が重要です。本講義では、これ らの過程において必要となる、各種情報機器の使い方を学習します。成績は、授業への参加度、課題提出率を考慮し、総合的に評価します。
本講義の目的
1.情報処理の中心となるコンピュータについて学び、1)その歴史、2)構成要素(ハードウェアとソフトウェア)、3)データ表現、4)ネットワーク、に関して基礎的な知識を身につけ、説明できるようになる。
2.心理学に関連付けた様々な情報処理課題(調査用紙の作成、調査結果の集計、データの視覚化)を、実際にコンピュータを用い行うことにより、文書作成ソフト、表計算ソフト、プレゼンテーションソフトを使えるようになる。
スケジュール
01.ガイダンス:授業の進め方、単位修得条件など(4/12)
02.コンピュータの歴史(4/19)
03.学内コンピュータ利用講座 (4/26)
04.心理学におけるコンピュータ利用の実例(1)(5/10)
05.コンピュータの基本構造:ハードウェア(5/17)
06.コンピュータの基本構造:ソフトウェア(5/24)
07.人物の印象データを処理する1(5/31)
08.人物の印象データを処理する2(6/7)
09.心理学におけるコンピュータ利用の実例(2)(6/14)
10.恋愛の類型データを処理する(6/21)
11.CGを用いた実験の実施(6/28)
12.髭による印象変化の結果分析(7/5)
13.髭による印象変化の結果分析(7/12)
14.プレゼンテーション用データの測定(7/19)
15.プレゼンテーションの作成(7/26)
オフィスソフトウェアの準備(重要!)
ワードやエクセルなどのオフィスソフトウェアは、大学が契約しているライセンスで、在学生は無料でインストールできます。自宅のパソコンにオフィスソフトウェアが入っていない方は、こちらより申請して使用できるようにしておいてください。