授業の目的
本講義の目的は、生理心理学の主要なトピックについて理解し、その応用可能性について検討することである。生理心理学の研究テーマは、心身相関現象に焦点をあてた基礎なものから、それらの知見を感情状態の評定や健康状態の改善に役立てようとする応用的なものまで、様々なものが存在する。本演習の前半では、生理心理学に関連する近年の研究のいくつかを解説し、演習の中盤~後半では、「社会に影響を与える生理心理学」をテーマに、生理心理学の知見やスキルを用い、どのように社会問題を解決していくかについてディスカッションし、グループごとにアイデアをプレゼンテーションにまとめ発表し、その実施可能性を検討する。
到達目標
1.生理心理学の主要な研究テーマと、それらに関連した指標に関する知識を身につけ、説明できるようになる。
2.グループメンバーとのディスカッションを通し、心理学を用いて社会と積極的に関わる視点を身につける。
3.研究アイデアや遂行結果をプレゼンテーションにまとめ、わかりやすく解説できるようになる。
スケジュール
01.ガイダンス(4/12)
02.生理心理学トピック紹介(1)(4/19)
03.生理心理学トピック紹介(2)(4/24)
04.論文解説:デジタルエンタテイメント
05.論文解説:ストレスとリラクセーション
06.論文解説:認知(化粧など)(5/17)
07.論文解説:非デジタル・エンタテイメント1(5/24)
08.論文解説:対人ストレス・ストレスマネジメント教育(5/31)
09.PROG実施(6/7)
10.論文解説:認知(魅力)(6/14)
11.論文解説:非デジタル・エンタテイメント2(6/21)
12.論文解説:対人ストレス(6/28)
13.論文解説:認知(VRなど)(7/5)
14.論文解説:会話中のストレス(7/12)
15.論文解説とまとめ(7/19)