心理サイエンス基礎演習Ⅱ-10

前回リアクションへのフィードバック
 先週からArduinoをはじめました。ソフトをインストールしただけですが、授業の動画や実際の作業を通じて、その可能性を感じていただければと思います。

フィジカルコンピューティングの心理学における応用可能性
 先週は、フィジカルコンピューティングと心理学の関係を、色々な側面から説明しました。 その背景には、メイカームーブメントや、 Web 上のオープンコミュニティでのモノづくりなど、世界的な変化があることにも触れました。「難しそう」という意見もある一方で、「とても面白そうだ」と考えて下さった方もいるようで、うれしく思いました。
 皆さんにこれらの知識を身につけて、一緒に研究に参加してくださればいいなと思っているわけですが(それが一番効率が良い学び方なので)、今週は私がどんなふうに研究を進めて行こうとしているのか、そういった話をもう少し具体的にしてみたいと思います。

なお、必要なパーツ等を「ストレスマネジメントの心理学」で回収していただいておりますが、回収し損ねた方は来週以降の授業で回収していただければと思います。

Arduinoを始める 
 先週は開発環境のインストールを行いましたが、今週は実際に電子部品と組み合わせながら、Arduinoを動かしてみましょう。動画を見ながら順番にやっていけば、それほど難しくはないと思うのですが、うまくいかない場合は授業時間帯にTAに質問してくださればと思います。

1.LEDを点滅させます
まず最初に、全てのArduinoユーザーが必ず最初に行う、Blinkを自分で書いて、実行してみましょう。下記の動画と画像を見ながら、組み立てて実行してみてください。


//blink
//LEDを点滅させる
void setup()
{
  pinMode(13, OUTPUT); //13番のピンを出力モードに
}

void loop()
{
  digitalWrite(13, HIGH); //13をONにする
  delay(1000); //1000ms待つ
  digitalWrite(13, LOW); //13をOFFにする
  delay(1000); //
}

2.可変抵抗(ボリューム)の値を読み取ります。
可変抵抗の黒線をArduinoのGNDに,赤線を5Vに,白線をA0に接続します。

//READ1

int value= 0; // アナログ値を格納する変数

void setup(){
  Serial.begin(9600); // シリアルポートを9600bpsで開く
}

void loop(){
  value= analogRead(0); // アナログピン0から読み取る
 
  Serial.print(value); //読んだ値をPCへ送る
  Serial.println(); // 改行を送信
  delay(100); // 100ミリ秒停止
}

3.可変抵抗(ボリューム)の値をLEDの明るさに反映させます。
LEDの長い足をArduinoのD11に,短い足をGNDに接続します。
可変抵抗の黒線をArduinoのGNDに,赤線を5Vに,白線をA0に接続します。

//analogLED

int value= 0; // アナログ値を格納する変数

void setup(){
  pinMode(11, OUTPUT); //11番ピンを出力モードに
  Serial.begin(9600); // シリアルポートを9600bpsで開く
}

void loop(){
  value= analogRead(0); // アナログピン0から読み取る
  analogWrite(11,value/4); // アナログ値を1/4してLEDに入れる
 
  Serial.print(value/4); //LEDの値をPCへ送る
  Serial.println(); // 改行を送信
  delay(100); // 100ミリ秒停止
}

リアクションの記入
 課題が終わった方は、下記アドレスからリアクションを登録してください。リアクションは出欠記録を兼ねています。また、成績評価の対象となることに留意して下さい。リアクションは授業当日を含む3日以内にお送りください。
心理サイエンス基礎演習2リアクション