心理サイエンス基礎演習Ⅱ-9

前回リアクションへのフィードバック
 
少し規模の大きな話になるのですが、心理学科がどのような人材を 育成すべきなのかという話があります。人間に関する様々な調査を、状況に応じて的確に、ごく短時間で行い、わかりやすくまとめてくれる、そんな人が会社にいてくれると大変重宝されるのではないかと思います。
 四年間でそのような人材を育成するには、今回のような実験刺激の作成から、調査の実施、調査結果の分析、考察、レポート作成までを何度も体験して、自分で全部できるようになる必要があります。大変だったと思いますが、今回の体験が皆さんの未来に必ず良い影響をもたらすだろうと思っています。

フィジカルコンピューティングとは
 今日からはフィジカルコンピューティングを扱います。普通のパソコンではなく、低コスト(数百円~数千円)の、手のひらサイズのコンピュータを使って、いろいろ便利で面白いものを作ってしまおうという手法です(参考1参考2)。具体的に言えば、Arduinoという3000円程度の手のひらサイズコンピュータに、様々なセンサーや表示デバイス(LEDや液晶モニタなど)を組み合わせ、簡単な測定装置やオモチャを作成する方法を学びます。一見マニアックにも思えますが、Arduinoを用いた電子工作は、現在世界中で流行っており、オモチャから仕事で使う道具類のプロトタイプまで、実に様々なものが作成されています。

なぜフィジカルコンピューティングなのか?
 一見心理学には何の関係もないように思えるフィジカルコンピューティング、 なぜそんなに重要だと思うのか、というお話を実際に始める前にしておきたいと思います。

Arduino開発環境の準備
 Arduinoを使うためには開発環境の準備が必要です。下記の動画に従って、Arduinoのサイトからインストーラをダウンロードし、インストールしましょう。動画の通りにうまく進まない人は、TeamsにTAがいると思いますので、TAに「インストールがうまくいきません 」と質問してみてください。

リアクションの記入
 課題が終わった方は、下記アドレスからリアクションを登録してください。リアクションは出欠記録を兼ねています。また、成績評価の対象となることに留意して下さい。リアクションは授業当日を含む3日以内にお送りください。
心理サイエンス基礎演習2リアクション