エンタテイメント課題における皮膚コンダクタンス変化

導入
「手に汗握る試合」という言葉がありますが,実際にあのときの汗はどこから出ているのでしょうか。スポーツやゲームで緊張したり,ドキドキしたりする瞬間,私たちの体は正直に反応しています。このような“心と体のつながり”を科学的に確かめるのが,生理心理学の面白いところです。心の動きを数値としてとらえることで,ストレスや集中,楽しさといった目に見えない心理状態を客観的に見ることができます。今回の演習では,その代表的な生理反応である皮膚コンダクタンス(発汗によって変化する皮膚の電気の通りやすさ)を測定します。エンタテイメント課題としてジェンガを行い,手のひらの発汗がどのように変化するのかを調べることで,「楽しい」「緊張する」といった感情の裏側にある自律神経の働きを実感的に理解することを目的としています。

レポートの執筆方法
下記の動画を参照してください。

その他注意事項
・統計処理はJSSTARを使ってください。
図表のタイトルは「Figure ◯」「Table ◯」を用いてください。
・有意水準は数値を記載してください。
(ただし上記動画に従って分析する場合はp<.01などの表現を使っても良いです)

参考文献
以下の文献を参考にしてください。
伏田幸平, & 長野祐一郎. (2015). コンピュータ・ゲーム時の競争環境の違いが自律系生理反応にもたらす効果. 生理心理学と精神生理学, 33(3), 181-191.
長野祐一郎, 永田悠人, 宮西祐香子, 長濱澄, & 森田裕介. (2019). IoT 皮膚コンダクタンス測定器を用いた授業評価. 生理心理学と精神生理学, 37(1), 17-27.

参考資料

レポートの提出
こちらのサイトから,次週の月曜23時までに提出してください。レポートはマイクロソフトワード形式で作製し,「エンタテイメント課題における皮膚コンダクタンス変化」というファイル名で送信してください。

測定結果
データは以下からダウンロードしてください

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