日別アーカイブ: 2025年2月14日

アバター授業_レビュー

学習教材における教授アバターの感情的機能の解明(島田・三和,2021-2025)
1. 概要:テキストおよび映像教材を対象として、(1)学習時の教授アバターの使用状況、(2)教授アバターの感情的機能(動機づけ、共感)とその学習効果を検討

2. 実績:(1)教材を2秒間提示してその印象を求める手法を用いて、教授アバター/エージェントが無い場合、写真の場合、イラストの場合を比較した。その結果、動機づけ、主観的わかりやすさともに無い場合よりも写真、イラストの方が高評価であるが、写真とイラストの違いはそれほどないことを明らかにした。本研究結果は、2024年度に学会発表予定.(2)教授アバター/エージェントが動物の場合と人間の場合を比較した研究、教授アバター/エージェントの有無と解説音声の速さを操作した研究をそれぞれ実施し、2024年度に学会発表予定.

3. 今後の方針:教授アバター/エージェントを含んだテキスト・映像教材を学習者は選択するかという問題を明らかにすることができた.当初の計画では理解度テストを含めた検討を行う予定であったが、アバター/エージェント表現および感情的機能の評価方法が当初の想定以上に多様であるため、感情的機能の解明を中心に進める方が建設的である.

動画による学習教材におけるアバター映像に対する好意度(島田他,2022)
・概要:特別支援学校の学校防災(引き渡し訓練)を事例として,動画マニュアル(4分6秒)における情報の送り手にアバターを設定し,アバター映像に対する好意度を「(1)わかりやすさ」5段階で評価.
・結果:

教授・学習・認知に関する研究の動向と課題(島田,2024)
・ChatGPT×授業について詳しくレビューされている